| 2003年06月25日(水) |
030625_第三次特区申請 |
【特区申請ヒアリング】
小泉経済特区の第三次申請の締め切りが迫ってきているので、ヒアリングを行って、担当者から説明を受ける。
小泉経済特区構想では、市町村などのエリア限定で法律や制度などによるさまざまな規制を取り払ってみて、うまくいくかどうかの社会実験をしてみようというものである。その結果がうまくいくものであれば、全国展開をして国全体としての規制撤廃につなげてより自由で活力ある社会をつくろうというものなのだ。
わが市は、第一次の特区構想時にはやや疑心暗鬼で、「こんなのはうまくいくのかねえ…」ということで静観を決め込んでいたのだが、第一次の締め切りに当たって総務省から市長に対して「そもそもあなたの市から要望が一件も出ていないのはおかしいのではないですか？」という注文がダイレクトにやってきて、それで市長も「それなら次に出しますよ」ということになったのである。
そのため特区構想の二次募集では全部で22項目もの要望を提出した。駄目で元々のようなものもあって、玉石混淆の感があり、事前チェックでは私の指摘に引っかかって、「こんなものは駄目だ」というものもあったのだが、市長査定では再び「いいから全部あげてみよう」と復活したのであった。
全国で一番数多く特区要望を掲げたわが市は、全国でも指折りの特区推進自治体として名をはせたのである。
さて今回は、五つの要望があげられた。前回に比べるとだいぶ数は少なくなったのだが、それでもだんだんこちらの目も肥えてきたので、あまりに無茶な要望は少ない。少数精鋭で行こうというのである。
今回の特区要望では、�，�つては建設省と国土庁がそれぞれ所管する法律に従って行われていた測量関係の手続きを、今回は国土交通省として省庁合併したのだから、一度提出するだけで省内で手続きをすませてほしい、という要望が出されてきた。これはなかなか筋がよろしい。
�⊆，蓮�地方自治体で旅券の発給事務を代行したい、というもの。これは前回も提案したのだが、「旅券発行は国の事務なので、県の代行はともかく市では…」という渋りにも似たような理由で拒否されたものである。そのため、「県の代行ではない。県の事務所まで運ぶ代行業務をするだけである」ということで再度提案するものである。
��次は食用油のリサイクルによって得られるBDFという燃料に対して、経由を混ぜても課税しないで欲しいという要望。BDF自体は課税対象にならないのだが、粘度が高いために経由と混ぜて使い、その結果発火点が130℃以下になると全部が課税対象になるのだとか。こんな燃料が使われるとは思っていない結果だろうが、どう判断されるだろうか。
�ぜ，詫鎚蘖爐覆蕕任呂陵徊勝�わが市の幼保園は幼稚園部と保育園部が同じ建物の中にあるのだが、保育士資格のある幼稚園の教諭をローテーションで保育園の朝の早出の保育園児対応をさせたいというものである。幼稚園教諭と保育士との混合は、厚労省と文科省の両方が敏感な反応を示しており、どうなるかは微妙。まあ風を起こすことに意義を見いだそう。
�ズ埜紊蓮⊃肯啻塙膂�の資格を山持だけでなく、林業従事者にも拡大させようという話。そう言う気持ちで山の作業に当たってもらえれば林業従事者にも責任が出るだろう。
※ ※ ※ ※
さあ、再び五つの特区要望が出そろった。こんどはどうなりますやら。
【給食業者選定ヒアリング】
わが市で二学期から始まる中学校給食の調理施設を使って、実際に給食調理の委託業者を選定するヒアリングが行われる。
今回は多くの業者を選定して、5社に絞り、そこからさらに直接ヒアリングを行い、意欲、独自のセールスポイント、ノウハウ、他での実績などを聞こうというのである。
さすがに事前選抜を受けた業者さん達だけ会って、実績も多いし、国内数社に数えられる大手などもあるので、なかなか短時間でのヒアリングでは全てをうかがい知ることが難しい。
給食を魅力あるものにするための方法としていくつもの業者から提案があったのが、「リクエスト給食」や「バイキング給食」などであった。リクエストにしてもバイキングにしても、毎日というわけではなくてイベント給食としてごくたまに行われるとのことだが、たまには好きなものを思い切り食べるというのも面白いかも知れない。
また、集合調理場で調理をするということは調理担当者には生徒の顔が見えない、また逆に生徒にも調理人の顔が見えないと言うことである。そこでいくつかの業者は、調理人が学校訪問をするような研修も考えているという。また逆に生徒に調理場を見てもらうと言うこともあるかも知れない。
なかなか面白い提案である。決めるのはなかなか容易ではない。
【区長会連合会講演】
夜八時からは区長会連合会で講演を行う。市政上の課題と公園・緑地について40分のお話をしてきました。
わが市の市政上の課題はなんと言っても合併である。すでに一市二町による任意合併協議会が二回行われて、「新設合併」ということまでは合意されている。次の協議会では合併の時期と庁舎の場所も検討される予定である…、などといったことをお話ししてきました。
少しは参考になったであろうか。合併問題に多くの市民が興味と関心を持ってもらいたいものである。
【パソコン復活】
パソコンが復活しました。今までは20MBのハードディスクだったのが、80MBに増えました。
いままで終了時に不具合があったりしたのだが、それらも無事に解消されました。
最後にファイルを写す際には、もう前のものの起動するのがあぶなかしい状態になっていて、不安が一杯だったとか。
Sさん、どうもありがとうございました。
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