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日記とブログ  それは万年筆とボールペンに・・・
2007年06月25日(月)

ブログって何?
などと質問する時間さえ、なかったほどの速さで今の時代、ブログは普及していって完璧浸透してしまっている。


ちょっと前のインターネットのネットサーフィンといえば、
いろんな人のホームページを尋ね歩いたものだった。

研究し尽くされた見事に美しいサイト。

作り始めたばっかとわかる初々しいサイト。

そこここに工夫がちりばめられていて、それをどうやって作っているのか知りたいと日参したサイト。

写真ひとつ貼り付けるのにも、自分のパソコンの容量だけで受け取るほうの容量なんて考えもせずに大きいファイルをそのままに貼り付けたりしたこともある。

一枚の写真が開くのにひどいときは2分も待ったりしながら(笑)。
いろんな人にその時々に、注意されたり、親切に教えてもらったりそれなりに自分磨きの時代だったのでは?と思う。

日記の中に写真を入れてバックの色を変化させることができるHTML文字が書けたときにはどれほど感激したことか(笑)
いまは、昔である。


今は、それらがブログに取って代わり、

日記読みの日記書きさんだった人たちや、それ以外の人たちもブロガーと呼ばれるようになった。

それもその移り変わりのためにはほとんど時間は使われなかった。

もう、ほんと、あっという間の出来事だった。

たしかに、ブログは読みやすい。
なんといっても、広がり(つながり)がいい。

ひとつのブログから、次々につながっていって、どこまでも果てしなく連なっていく。
人気のブログにはコメントもものすごい数だ。

どこからそれだけたくさんの人がそのブログを見つけてくるのだろう。

蜘蛛の巣はあの粘々した液でしっかりと編みこまれていて、
よく見ると実に秩序だっていてその上、美しく光っている。
やっぱり、そうなんだろうな。 
美しく光っているとたどり着く場所を両手を広げて探している者にとってどうしてもよってみたくなるはずだもの。

けど、ちょっと前のホームページをじっくりと読む時間も、
そして、そんなホームページにもやっぱり出会いたいと思っている。


うんと若いころ、
清書をするときは万年筆だった。

私は、自分で給料をちゃんともらえる様になったとき、
自分に最初に買ったのがブルーの万年筆だった。
その当時にちょっとだけ高価なセーラー万年筆。
ステータスのつもりだったことを今でもしっかりと覚えている。

その万年筆、いろんなペン先を試しながらも今でも大切にしまってある。
使うことはほとんどないのだけど、たまに思い出す。

ブログと日記のことを考えていたら、その万年筆を思い出した。

一生懸命に作ったホームページは、自分にとって万年筆。
その当時あっという間に事務業界に浸透して行ってしまってすべての帳簿を網羅したボールペンはブログなのかもしれない。
なんて、  ちょっとした感傷ではある。



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