日々の思い

ひばり【MAIL

My追加

犬は、大人になることを拒否したんだと思う。
2007年03月16日(金)

狼と犬の違いというか、犬”は狼が祖先か”みたいな事が何かに書いてあって、
ムツゴロウさんが犬は犬であって狼とは絶対に一緒にはなれないみたいなことを言ったとか・・・

詳しいことは忘れた。


私が思うには。

犬はある時期に人と一緒に住むことを決意した。

そのときに狼とは相容れない生き方をしようと決めたんだと思う。

狼は、人と暮らすことは選ばなかった。
狼として誇りを持って自分で生きることを選んだ。
たいていの種はそうだ。そうすることで個を維持して、野生を維持してきた。


だけど、犬は。

人と生きることを選んだ時点で、大人になることをやめたんだと思う。

そして、一生を子供として生きることにしたんだ。
一生、大人になることなく、子供のままに生きることにしたんだ。

そうして、人の家族として、自分を生かすことを選んだんだと思う。


ひところ、ピーターパン症候群という言葉が毎日のように叫ばれたことがある。

いつまでも自立できない大人。

犬が、一生子供で居ることとは、根本的に違う。

自立できない大人。


自立するというのは、どういう状態だろうと、改めて思ったりする。

自分でお金を稼いで、食べて、他人と適当に距離をとって、マイワールドを誰にも覗かせない?


そんなに単純でもないよなあ。






BACK   NEXT
目次ページ