日々の思い

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約束
2006年10月24日(火)

およそ三ヶ月くらい前にされた約束、なかなか果たされずに過ぎていた。

それがやっと実現した。

とっても嬉しい約束だった。



息子はいろんなことがあって自分の進む道が見つからないままに長い時間が過ぎてしまっていた。

本人曰く”空白の6年”だ。


しかし、今思えばその5年はそれ以前の5年をも含めて今につながる道だったといえる。
人生ってその時点で立ち止まってみると、満足してるときは問題ないけれど
そうでない場合、特に無為に日々を過ごしてると自分を責めている時点では毎日がとんでもなく無駄で
そこに意義を見出すことなんて決してできはしない。

けど、そういう苦しい長い時間を過ぎて、光が見えて、そこにやっと到着したときはほっとするし
道のりを考え直すこともできる。
すると、今まで思い切り回り道をしてその道は曲がりくねってはいても、間違いなく同じゴールを目指していたんだと判る。いろんなところでつながっているのだ。

迷路のように曲がりくねった道を手探りで進んできた息子、
やっと今、目標にたどり着いた”かもしれない”ところに来た。

そこで、私達をおいしいお店に招待すると3ヶ月ほど前に言った。


1度目はなんと夫が気乗りしなかった。

2度目は母や妹一家が数年ぶりに泊まりにやってきた。

そして3度目にやっと実現した。

場所は天神 和創彩肴 喜家

ちょっと隠れ家的?でわかりづらいところにあるがお店の雰囲気はとてもいい。

お兄さんたちの”あいよ”の掛け声が小気味良いしみんな良い目をしていた。
焼酎の種類の多さにびっくりするし、なんといっても料理がいい。
地元(九州)で取れた魚や肉を使っての創作料理がこれまた、いい陶器に乗せられて運ばれてくる。

”大将のおまかせ”で頼んだのだが、ちゃんと嫌いなものはないかと聞いてくれるし、
どれも絶品ぞろいだった。

もう一度絶対リクエストしたものばかりだけど、あんきもや、佐賀牛、それにアナゴの揚げもの、佐賀レンコン、五島のごまさば、皮を剥かれているのに飛び跳ねる活きえび(食べるのに勇気がいった)、あぶったかつお、その他・・・どれもこれも、手を尽くして最高においしい状態で出てくる。

焼酎のメニューの多さにどれを頼めばいいかわからない。結局はお勧めをきくと、その時々に応じてリストアップしてくれ、期待を裏切らなかった。


子供に招待されるってちょっと気恥ずかしいところもあるのだけど、なんとも言えず心が柔らかになる。

なにせ夫はあまりにいい気分過ぎて(笑)、私がチケットを買うのに手間取ってまだホームに到着していないのもわからず自分だけ先の電車に乗って帰ってしまっていたくらいだ(爆)





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