昨日、阪神大震災の特集番組を見ていた。 母親と二人で、閉じこめられ、自分だけが助かった少女が、今は21歳。 岡山の大学に通っている。 母親の代わりに自分が死んだ方が、 世の中のためになったのではないかと言う思いを、 ずっと引きずって生きていた。 このままだと、この子は、生きていけないのではないかと、胸がつぶれる思いがした。 が・・・特集の最後に、彼女は神戸に帰っていった。 父親と一緒に暮らすという。その顔は、吹っ切れたように見えた。 きっと、彼女は、母親の分まで生きていくだろう。 親類に、震災にあった人がいる。 マンションが、崩壊したが、家族は無事で、喜び合ったのだが、 それもつかの間、その数ヶ月後、震災とは、何の関係もなく ご主人は癌でなくなった。まだ30代前半。 残された彼女には、生まれたばかりの子供と、幼いその姉、 どんなにかつらかっただろう。 そのときの、赤ちゃんが、もう小学校にはいることになる。
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