先週、友達の三回忌の集まりがあった。 でもあたしは行かなかった。 なんとなく。病んでるから。 その代わりじゃないけど、命日の日、密かに祈った。 どうか次の世界では幸せでありますように、と。 ただ、それだけ。 人は悲しみは忘れる。 いい思い出だけが残る。 でも、それでいいと思う。 でないと生きることは過酷過ぎるから。 そんな世の中には、きっとあたしはついていけないから。
夜中、鬱の波がきた。 黙々と、作業的に腕を切る。 少しの傷でも、腕をゴムできつく圧迫してるから、 血が沢山流れ落ちていった。 ただの作業だった。 そこにはなにもない、虚無だけが広がる。
あたしは・・・ 本当に生きている価値があるのかな。 なにもやる気がしないよ。 時折孤独を感じて、死にたくなる。 見つめる先に未来などない。 ただ暗闇が広がるだけ。
月の無い夜。闇夜がそこにある。 光からは逃げるようにして、あたしは走る。
それだけ。
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