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■ 何でも話せる人
今日は朝からもう何通もメールを送っている。
こちらは思い付くまま使いなれたパソコンのキーボードをたたいて、一息ついたところで送信する。 それを彼は携帯の小さいディスプレイで読み、小さいダイヤルボタンを何度も押して返事を書く。 私が送りつけるメールに追い付くはずがない。 引っ切り無しに送りつけられてくるメールにいい加減うんざり顔になっているかも、と思うけど、私は送りつづける。伝えたい事を全部書き尽くすまで送りつづける。
「今、ちょっと忙しいから、後でじっくり読むね、ありがとう」と何通めかのレスが届く。 それでも私は書きつづけ、全部を書ききったので、 「これで全部よ^^ 後でゆっくり読んでね♪」と最後のメールを送る。
私はいつでも彼に対して言いたい事が言えないと言う事はない。 今は言えない、とタイミングを待たされる事はあるが、絶対言えない事は何もない。 私の思った事は全て言って良い。 彼は私の思った事を全て聞きたがってくれる。
本当に掛け替えのない存在だ。
だから、私も、彼にとって、いつでも、いつまでもそんな存在でいたいと思う。
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