|
|
■■■
■■
■ 結納直前の電話
そういえば、結納の数日前、夫と知り合う前から大好きだった人から電話が来ました。その人とは時々電話で近況を知らせ合う、兄妹のような関係でした。でもそうなれるまでには相当辛かったです。私はその人を大好きだったから。本当は結婚したいと思ってました。でも、その人は、体が弱く、そのために結婚は一生しないと決めていると言って、私とはずっと友達以上恋人未満の関係でした。 私は結婚が決まった事を彼に話しました。以外にも彼は絶句していました。 「それで後悔はないの?」と何度も聞かれました。 「うん、もう決めた事だしね。」
電話を切って数時間後、もう一度彼から電話がありました。 「結納、取りやめれない?」 「え?! 出来ないよ、今更。何言ってるの?」 「お前が自分から離れてしまうなんて思ってもなかったから...」 彼は自分の体調が回復に向かっていることと、私への思いを話してくれました。 「けど、もう遅いよ...」 私は彼の言葉がすごくうれしく涙が出るほどだったのに、あっさりとそう答えてしまいました。 彼も弱々しく「そうだよな...」
電話を切って私はわんわん泣きました。 「今更遅いよ!」と大きな声で泣きました。 本当は、まだ十分間に合ったのに。
2002年02月14日(木)
|
|
|