結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 一人の夜

娘が夫に伴って、夫の実家にお泊まりに行った。

娘がそばにいない夜。
初めての経験だ。

そういえば、仕事を始めた頃、仕事をしながらも、保育園にいる娘の事が気になって仕方なかった。
でも、今は大丈夫。

昨夜はお父さんとお風呂に入ったのだろうか?
それともおばあちゃんと入ったのかな?
夕方の電話の時も、おばあちゃんにもらった木琴に夢中になって、電話には出てこなかった。

今までも夫が一人で帰省する機会は何度かあって、その度、娘も連れて行きたがったが、娘が「あかあさんも一緒じゃなきゃやだ〜!」と泣きべそをかいたので、いつも、私と二人留守番をしていた。
が、今回、何故か、「私もおばあちゃんちに行く!」と言って、娘は夫に着いていった。
ちょっと寂しい気がしたが、これも子供の成長なのだろうとうれしくもある。
これからは今までみたいにただベッタリとくっついているだけの母娘関係ではなく、少しずつ距離をあけて、お互いにその生きる姿を見詰める関係になるのかな〜。
私は、どんな姿を娘に見せられるだろうか…?

2002年02月10日(日)
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