□■ あたしのお教室 ■□
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2003年09月09日(火) |
そして、また一人、いなくなる。 |
はぁい、こんにちは。
今日のあたしはかなりテンション低し。。
同じ村でまぁ、一番近い若嫁さんが、御離婚なさるそうで。 一番近いというのは、唯一の親戚ってことだけど。 子供の年齢も近く、あたし達一家が里に越してくるのをそれは楽しみにしてくれていて、 やはり、何か困ったことがあれば、その人に相談という間柄だったわけだ。。
理由はご本人から聞いてないので、想像に過ぎないのだが。。
彼女んとこは、おじじさまが早くに亡くなって、ばばさまとダンナさまと息子二人の家族だ。
じじさまがいないってことは、全ての負担は、若夫婦にかかってくるわけで、 彼女は日曜日がお休みでないだんなさまの代わりに、日役(村のための労働奉仕、山仕事とか草刈)にも出ていた。 あたしより4つぐらい若い人で、そんな年齢の人が、村の男衆に混じって 労働する姿をみるにつけ、気の毒でしょうがなかった。 そこはばばさまが彼女に甘えっぱなしで、彼女は勤めが終わったあと、待ち構えている ばばさまのお世話、(病院行きとか買い物、)を文句一つ言わずこなしていた。
去年は長男さんの大学受験と次男さんの高校受験が重なって、それは大変そうだった。 その上、婦人会の役もやっていて、集金とか配布物が遅れることがあったりしたら、 ご婦人さま方から非難されたりして、可哀想だった。
あたしも出来るだけ手伝いしようと思って彼女が廃品回収する時には一緒にやったりした。
彼女はもう、限界だったんだろうなぁ。。
いろんなことに押しつぶされて、跳ね除ける力がもう残ってなかったんだろうなぁ。。
それにしてもどうして彼女一人で全部背負わなければならなかったんだろう。 だんなさまの存在は彼女にとってなんだったんだろう。
去年、やはり同じ村の嫁さんが御離婚なさった。 あたしと同じ九州の出身の人だ。 理由はさだかでない。
きっと、今回のことでは、村の人は、彼女の辛抱が足りないんだ、とか 身持ちが悪いからだ、とか、そういうことしか言わないんだろうなぁ。
そうじゃないだろう。 若い嫁が喜んで過ごせる村のあり方を考える時期に来てるんではないのか?
この先、いろんなことを相談する相手がいなくなるっていうのは、とっても心細いもんだ。 うちのばばがいなくなったら、二人で相談しながらやっていかないといけないことも多いのに。。
それよりも何よりも、うちの弟くんと同学年の次男くんのことが気がかりだ。 長男くんは大学でもう家にいないので、次男くんはばばさまと二人で過ごすことになるわけだ。。。
うちのじーちゃんが「小春さん、これからは、あっちの家の息子のことも気にかけてあげなあかんなぁ。」と言った。
・・・彼女に会って、話をしておくべきだろうなぁ。。
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