□■ あたしのお教室 ■□
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2003年09月06日(土) 秋空にトンボになって泳ぎましょう。

はい、こんにちは。

昨日、夕刻、超多忙の中、桜子の散歩に出かけた。

ばばの病院騒動で、桜子はずっとかまってもらえないまま一人で日中を過ごしているので、
散歩が殊の外うれしそうで、ぐるぐると私の周りを回りながらの散歩であった。

家の前の坂を下ると、そこに隣のご主人が立っておられた。

「小春さん、あんたんとこ、大変なことになったなぁ。
 稲刈りもまだやろ。
 まぁ、仕方ないなぁ、ぼちぼちやるしかないでなぁ。。」

「そうなんです。私、何も役にたたんし、途方に暮れてますわ〜。」

「そけそけ。。
 ちょっとお待ち。」

ご主人はそう言って、倉庫の奥の方から、なにやら持ってこられた。

「これなぁ、趣味でつくっとるんや。
 近くの子供が喜んでなぁ、わしは毎晩、子供たちに、木工をおしえとるんじゃ。」

「ほぅ、それは良いことをされてますわね〜。」

「これ、一つ、良かったら、もっていき。
 竹で作ったトンボや。。。
 まぁ、気楽にやりや。。」

「まぁ、ありがとうございます。
 それにしても素敵な細工ですね〜。
 トンボがちょんと乗っかって。」

風が吹いた。トンボがすいっと方向を変えた。

ここ数日、色々と心を悩ませていたことが、ふっと飛んでいくようだった。

「年末には注連縄つくってるさかいに、良かったら覗きにおいで。」

「はい、また教えてくださいね。」

焦らず、慌てず、トンボのように、すいすい暮らして行くのも良いね。



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小春せんせ |MAIL