□■ あたしのお教室 ■□
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2003年06月24日(火) ぷっつん! &  じーん。。

はい、こんにちは。

昨日は色々あった日だった。
忘れんうちに書いておかんと。すぐ忘れるんだな、最近。

◆お教室でのぷっつん◆

「そろそろ期末テストだね。予定表をもらってきてるだろ?誰か持ってきてくれてる?
先週頼んでおいたよね。作戦を練らないとね。」

「もってきてなーーい。」全員元気に叫ぶ

「あらら、今度もみんなで90点以上とらないと。
前回、せっかく点よかったんだから、今回は100点狙わないとー。」

「せんせー。100点とったら、なんかくれるん?
 どこかの塾は100点とったら、景品くれるんだよー。」少女A

ほほう。。どこだぁ?そういう子供だましの手を使ってる塾は?

「だーれがあげなあかんのっ。せんせの為に点とるんかいな。 
自分のためやろーが。
 せんせがお願いして、勉強してください、ゆうてるのとちゃうよ。」

「だって〜〜。」ぶつぶつぶつ。

こういう風に言う子、去年あたりからぼちぼち出てきた。
きっと家でそういう風にご褒美もらってるんだろうなぁ。

まったく。。。
ご褒美がないと動かんって根性、社会にでるまでに叩きなおしてやるっ。
親のことは、、、知らん!


◆胸がじーん・・◆

むすこっち達の英会話のもと先生、台湾の方と結婚して、おめでたと聞いて喜んでいたら。
つわりが激しくて、一時帰国。1ヶ月ぐらいの予定で香港に帰るつもりが、
SARS騒動に巻き込まれて、帰れなくなっていた。
車で5分ぐらいのところに住んでいるのだけど、全然姿をみなかった。
メールで近況報告をするのみで。
むすこっち達のことをいつまでも弟分のように思ってくれて、こちらも、
2人のことをよく相談していた。

昨日の夕方、先生がおかーさんに連れられて、ふらふらとした足取りで我が
家への道を登ってこられた。
「この時間だったら、もしかして、どっちかが学校から帰ってきてるんじゃ
ないかと思って。。残念です。明日香港に帰ります。彼らにくれぐれもよろ
しく。。弟くん、留学したら1年半あえないけど、頑張ってって伝えてください。。」
おかーさんと坂をゆっくりと下りていく後姿を見てるとじーんとしてしまった。

1時間後に弟くん、帰宅。
どうしたことか、兄くん、今日に限って遅い。。。
「Nせんせがもう会えないからて会いに来てくださったよ。
 疲れているだろうけど、ちょっと挨拶をしにいこう。」
へとへと、べとべとで帰ってきたけど、
「よっしゃ、わかった。
 N先生やからな、しんどいなんていわれへんわ。」

先生のお宅に行った。先生がうれしそうにお腹を突き出してみせた。
弟くん、照れる。

「Kくん、明日帰る。しばらく会えないけど、今はメールもあるし、
困ったことがあったら、先生にメールして。
今は英語より中国語のほうが得意やけど(笑)」

「うん、わかった。ありがとう」

仕事が始まる直前で時間もなかったけど、連れて行ってよかった。

「かーさん、オレはあの先生の言うことならなんでも聞くぞ。
 ほんとうにガッツがあるっていうのはあーゆーのを言うのや。
 オレが女なら、あんな腹抱えて、怖いところに行こうとは思わんけどな。」

「ほんまやな。」

「よっし、赤ちゃん生まれたら、オレの子分1号にする。
 その頃には英語しゃべれるようになってるやろ。」

「先生の赤ちゃんは中国語やで、きっと。」

「うは〜、そらかなわんなぁ」

「あんたも、二ヶ国語ぐらい話せるようになっとかんと、兄貴風ふかせんぞ。」

「わはは、もう、言うなって。オレは今、英語だけでパニックなんやて。」

       ・・・・・・・・・・・・・・・

キミも大きくなったら、里の子供に「ガッツがある」と言われる若者になりや。

梅雨でくさくさした心に涼風を感じた出来事であった。


◆ 関連日記:5/16 「涙が出た」


洋室和室

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