どうやら理由もなく落ち込んでいるっぽい。 本当に迷い込んでしまったようだ。 もやもやもやもや。 目の前は霧に覆われてしまって足がすくんで動けない気分。 ため息ひとつ。 あ、幸せが逃げた。 慌てて深呼吸にすり替えて誤魔化してみる。 昨日の大吉は、やっぱり引くべきじゃなかったなあ。
今日はとっても暖かくって、仕事をしているのがもどかしいくらいだった。 せっかくだから、こんな日はお弁当を持って どこかにふらふらと出かけたいじゃないか。 ああ、早く桜が咲かないかな。 夜、ひとりで観に行こう。今年もまた。 ぼんやりと、散りゆく姿を観るだけ。
ひとに寄りかかろうとすることを、躊躇っている。 一度、たった一度でもそうしてしまったら、 もう寄りかからずには生きてゆけないような不安に襲われる。 わたしは大丈夫なの。平気なんだから。 呪文のように呟いて、わたしは元気なふりをする。
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