うわさのハウルを見てきました。まだ人多いかった。 ええと、もっとも印象に残った場面は、サリマンに会いに階段を登りきったときのなんか従者的な人が出てきたところ。 「手助けをすることは、禁じられております」とかなんとかいいながら、ぴょこんと脚をまげて挨拶したのがえらいうけた。良いですよね、あのぴょっこり感。
つか、ハウル…そしてソフィー…なんでそんなにであった瞬間からカップリングなんだ? いちゃいちゃバイオレンスな関係のはずだろう?バイオレンス部分はどこへ…。 もっとこう、箒ではたきだす勢いで!ハウルが僕って素敵と悦っていたら容赦なく否定する感じのエピソードをひとつ。 原作読んだときには、なんかこいつらくっついたら面白くね?ってホントにくっついちゃったの!?という印象を持ったんですが、映画のハウルはソフィー狙いなのがみえみえです。落とす気満々でコナかけてきます。フライパンの柄を握る振りして手を握ってきたりします。その色気にうっかり流されかけたけど、ハウルってもっと臆面も無くなくヘタレだった気がします。あんまし覚えてないけど、思い出のハウルはたぶんも少しヘタレだったわ。私、ハウルのこと美化しすぎてたのかしら。
とりあえず、宮崎アニメは子供がぎゅっと抱きついてきたときのスカートにばふんと埋る質感が特徴だと思いました。あと、おばあさま的な人にはお願い!と言って仕方ないねぇと返されなきゃいけない。
自分の弱さをぽろりと見せてみたり傷を負いながらも自分の力すべてで守って見せようとしたり傷ついたあの人を助けようとしたりと乙女を惑わすキーワードはたくさん入っていて実際かなり惑わされたりしましたが、見終わってしまったらわりとすっきり忘れ去って感想と言えばんー、まあ、ね。しかでてこないという感じの映画でした。
もしサリマン先生が愛弟子に裏切られたもんだからその幼少期をかたどった式を使ってるんだとしたら、そりゃあハウルも独りで来るのを恐ろしがるってもんだよな、と思った。
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