消息






2005年03月12日(土)




 あらためて周囲を見渡してみて、ああやっぱりわたしはしあわせだったのだ、とおもう。当たり前のように其処に存在するものにはいまひとつ気付けない。ひとは大抵、不足分にしか気付けないものだ。しあわせの渦中にいるときは、しあわせなのだなどと意識もせずに、ただただ無意識のままにしあわせでいる。周囲の状況を知らなければ更にそうだろう。それが常だと、普通だと、おもってしまう。無くしたり離れたりしてようやく気付く。きっと、生を失った途端にそれがしあわせだったと気付くのだろう。



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