雑  感  徒  然 
<<indexback >>

自覚【なんかさー……】
2003年08月10日(日)
なんか、最近ものすごく思うよ。

私、とことん歴史ミーハーじゃん……。
ああ、歴史ミーハー……(笑)

ミーハーな私としては、ミーハーに騒いでいられる中国史は、たまらんのだ、と思うよ。
日本史と中国史だったら、私の中での比重はやっぱり日本史のほうが断然重いんだけれども、でも、ミーハー度だけでいったら、中国史のほうが高いよ?
日本史って、もともとそんなにミーハー度は高くない歴史だと思うしな……。

だから、求めてるものが、この二つではだいぶ違うんだ……と、つくづく思った。
たぶん、もし学問として中国史をやれ……と言われたら、私は完璧に金文とか、有史以前の考古のほう……だな。夏代とか、商代とか?
なんかこう、史記とか、書経とかに書かれていることが覆っていく感がたまらなく好きなんだよね。
武王って、聖人どころか、王者というより覇者じゃん……感覚とか(笑)

でも、それ以外はたぶん、史学するより、むしろどんちゃん騒ぎのほうが……(笑)
史学としての、三国時代も楽しいだろうけど、たぶんあれは物語として楽しんだ方が楽しいだろう?ってことよね。
でも、三国志は演義より、絶対正史のほうが楽しいと思う。


ロマンのでかさは、やはり中国のほうが、おっきいよ。
別に、戦争賛美するような、歪んだ考え方は持ってないから、血が流れるのはいいとは思わないけれども、

流れてる血の量が、違うよね……。

メーワク被ったであろう、庶人の方々には申し訳ないけれども、一つ国を覆すために、築かれたであろう死体の山とか……。
なんか、その辺の量が、日本とは違うというか……。
王道とかなんとか、理屈はこねるけど、所詮覇道には変わりないんだから、覇者には覇者らしい熱さ冷たさとか、犠牲とか、だからこその深いむなしさとか、無念さとか、やっぱりそれがあるからつい、こうゾクゾクッ……と。
そう、ゾクゾクするわね……うっとりー。

日本史って、たぶん覇道はないと思う。あっても信長くらい。
別に、信長は好きなほうだけれども、いまいち惹かれきらないのは、きっとあの人老後がないからだな。
あの手の人には、老後があったほうが、私は好みだな。
人生を振り返ってほしいんだな。
人生五十年〜とか言ってるけど、でもそれ、老後はないから。
いくら戦国時代だって、50歳で死ねば、まだまだもったいないよ。
49歳で死んだ人には、老後なんてないじゃん。ようは。

つまんねー……。

光秀は好きなので、別に恨みませんが……(笑)

あと、信長は中途半端すぎなんだよな、きっと……。



まぁ、とにもかくにも私は当分中国史・古代限定でミーハーにどんちゃん騒ぎをしまくるんだーわーvvv
絵としても、日本史関係より描きやすいんだな……これが(笑)
前々からごねているとおり、実は「飛鳥黎明編」は、実にイラストが描きにくい……。
ある意味、まったく華やかさがないからなんだな。
オリジナルなんて、とくに華がないとかけないもんだよ、やっぱり。
パロディだと、ある意味勢いで描けたりするんだけれども(ただし、勢いと萌えがないと、やっぱり絵は描きづらくなる……漫画と違ってさ……うっ……)オリジナルにとは、違うからな、そういった細かい状態が。


「萌え萌え」って言っているけれども、それをオリジナルにしたとたん、萌と勢いだけじゃ話なんて描けないから、歴史系だって。
歴史としては考え方が違う人にでも、話として納得していただくために、案外苦悩が必要な厳しさはあると思う……。
ううむ……。

しかし、同じ人間(つまり私)が描いている絵で。似たような顔立ちや性格のキャラクターでも、飛鳥ではイラストが描きづらくて、中国ならOKなの?
と、思われた方がいらっしゃったら、そう、まったくその通りなのです。
何故?と言われても、それはもう時代背景の「華」の問題でしかないんだと、思うんです……。
もう、自分の感覚の問題でしか、ないんですが……くっ(涙)

ま、とにかく今日も中国の古代は楽しい、という話(苦笑)

おまけ:去年の今頃の話



阿々島将