木曜の朝早く。 副業先からの電話で起こされる。 内容はほとんど脅しだ。
そうでなくても毎日終電で帰っていて、 体が疲れているところなのに、 頭が廻らない。
夜になって、ようやく丸く納まった。 こんな想いをしてまでお金が欲しいわけじゃない、と思う。 感情が昂ると何も手に付かなくなって制御できなくなる。
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その話とは別に、 今日はすることが山ほどあった。 本当は休日出勤の代わりの休暇のはずだったのだが、 朝は郵便局へ行き、そのまま出社して打ち合わせ、 資料を書いて早退し、車をお世話になっていたディーラーまで もって行く作業をする。
いままで、6年乗った車。 最後のさよならの前に手洗いで洗車をした。
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車をディーラーに運んだ後、 てっきり駅まで送ってもらえるものと思っていたのだが あっさりと帰された。 せっかくなので以前住んでいた部屋の様子を見に行く。
僕が出てから暫く人が住んでいなかった部屋は、 もう誰かが居る様子だった。 洗濯機の廻る音。 ベランダの風景。 何もかもが、以前とは違うのだと思い知らされる。 駐車場にも違う車が停まっていて、 僕の生活は、僕の想いはもうここには無いのだと思うと 涙が少し込み上げた。
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そんな感じなので、駅までの道のりに 慣れていた道を通るのは危険だろうと、 4年住んでいて一度も通ることの無かった裏道を通る。 入ってすぐ、三毛猫と目が合った。 その瞬間、彼女(三毛猫はほとんどがメス)は お気に入りなのだろうか、ゴミ箱の上から飛び降りて 僕に近づき体を擦り付けるようにした。 僕はなんとなく君を思い出した。
ひとしきり喉をなでてやると、またお気に入りの場所へと 帰っていった。気持ちが和らいで行くのを感じた。
こんなときに、と神様に感謝したりする。
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夜は前のプロジェクトの関連の飲み会だった。 さんざん愚痴を言い、愚痴を言われ、なだめすかし、なだめすかされの連続。
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ちょっと前から手紙を書こうと思って、 ずっと考えてはいたんだ。 でも、何を書いても嘘になってしまう気がして 結局何も書けなかった。
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でも今は、どんな言葉でもいいから、 探して君に伝えるべきだという気がしている。 それがどんな結果を生むのだとしても 僕は君に伝える。
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