今日は流星群がふたご座の周りを飛び回るらしかったのだが、 こちらでは厚い雲が覆われていて何も見えず。 さっきも思い出したように空を眺めたのだが、 街の明かりが雲に反射して明るくなっている。 窓の下ではタクシーが、信号待ちで日報を書いている。
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去年の今頃は、ベランダでよくタバコを吸っていた。 震える指先に灯った明かりは、 永遠の一瞬という様相だった。
僕は、その一瞬を逃すまいとして、 何本も吸い続けた。
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そうでなくても冬空は物悲しくて、 辞めているタバコを吸いたくなるときがある。 指先が寂しいのだ。
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君の手を握ぎろう。 きっと、それだけで嬉しくなるはず。
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