今日、本を買った。 その本を買っただけで、帰りの地下鉄のホームで言いようの無い震えが来た。 もう戻れない、という感覚と、これから大きく広がっていく、という感覚。 もっと早く気が付けばよかったのかもしれないが、これも運命だったのだと思う。 ずっとこれを探していた、という感覚があるが、でもそれを今発見するのは酷くタイミングが悪い。
彼女のことを思い出した。 向こうも俺のことを気にしてくれているのだろうか。 会わない時間が長いと、やはりその気持ちは薄らいでしまうのだろうか。 確かめるには、少し勇気が足りない。
そんな、今日。僕にとって大事な日となるかもしれない今日を記す。
--- 2004/1/11 エンピツでは、修正するだけなら更新したことはわからないから、 ここにこんなことを書くのは卑怯かもしれないけれども、 どこかに残しておきたいので追記という形で残すことにする。
彼女と知り合ったのは2000年の末。ネットでだ。 それから少しして、合同オフ会という形で知り合う。 それから1度だけデートをしたけれども、 あとはメールをやり取りして、時々会う程度の友達となった。
でもちょっとしたきっかけで君のことを好きになってしまった。 それが12/23の事。
恋に落ちた、と言っていいと思う。 この人だった、と直感的に思った。
でも、彼女には恋人がいて、僕には婚約者がいた。 そして二人の距離は300キロ。 運命とは斯くも過酷なのか。
僕はその運命に抗おうとしている。 どちらが運命なのか、わからないまま。
--- 2004/03/03 そして、僕は良心に逆らえずに君と離れる。 薬に頼るようになった。
サヨナラの手紙を送り、彼女が何かを送ってくる。 それを待っている。
--- 2005/07/13 あれから、君は僕のことをずっと待ってくれている。 結論をつけるタイミングはいくらでもあった。 良心に負けて、君を諦めようとも思った。
僕は君と一緒にいたいと思う。 君をこれ以上縛ることもしたくない。 だから、ここで見えない約束をするよ。 まっすぐ前を向いて、君に、逢いに行く。 逢えるように、頑張る。
こんなに愛した人はいないんだ。 もう二度と出会えない。
今、君に死ぬほど逢いたい。 --- 2005/08/11 君はばいばいと言った。
僕は今でも君が好きだと本気で言える。 君が僕の子供を生むことを、どれだけ望んだことか、 きっと君は知らない。 最後にそれを伝えようと思ったけれど、 それはもう無理だし、何の価値もない。
もし君に誰かいい人ができて、 その人とずっと一緒にいるようなことがあるとしたら 僕はずっと嫉妬をするのだと思う。 その一方で思うのは、 たくさん子供を生んで、幸せになって欲しいこと。 その子供が僕の子供だったら最高だったのだけど。
だからといって、僕の都合で何年も待たせるわけにはいかないと ずっと考えていた。 どこかで、君が僕のことを諦めてしまうのが怖かったんだ。 今なら、僕は君のことが好きなままでいることができる。
僕は君のことが好きなままでいることができる。
--- 2005/08/14 確かに僕は今の生活を壊すことが怖い。 それに僕が逃げるような言葉ばかりかけているから 結局は駄目なんだろう。
もし僕が離婚できたとしても、 君は僕と暮らさない、そんな気がする。
--- 2005/10/30 連絡を取らなくなって10日。 今までと変わってしまった10日。 僕は、彼女と話をした。一緒に暮らすのは難しいという話をした。 君の事は話さなかった。
君は、僕のことをまだ思っているだろうか。 わずか10日なのに、絶望的なほど遠い。 離婚をしなければならない。
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