まどろみ。 |
うとうとしていた私の顔を ベランダからの風がないでいく。 午後の風はふんわりと気持ちよく 真夏の暴力的な暑さは微塵も感じられない。
その風は まどろんでいた私の意識を覚醒へといざなう。
ベランダに出てみると雲が高い。 雲の形も夏のそれではもうない。
秋の足音がすぐそこまで聞こえているかのようだ。
気持ちいい風が吹く中 買い物へと出かける。
公園で子供の笑い声と犬の鳴き声が重なる。 一緒になって遊んでいるらしい。 大きな白い犬と2歳くらいの男の子。
夜は行ってしまう夏を惜しんでか 季節がうつろう前に片づけるためか 公園の広場で花火を遊ぶ若者たちがいた。
ベランダの風はもう冷たい。
そんな一日だった。
|
2003年09月27日(土)
|
|