小澤征爾がやってきた。

一昨日、ベートーヴェン(こう表記する所が多い)の
第九が好きと書きましたが
つい先日「ラトル」という人の指揮する第九のCDが出たので
会社の帰り道、CD屋さんへ寄ってみました。
お目当てのCDをみつけて店内をうろうろしていると
ラトルの第九が試聴できる試聴機をみつけたので早速聴いてみる。
しかし・・・聴いたこともないのに
買ってしまうってのもアレだな〜(^^;<ぢぶん
まあ、ラトルって人はけっこう有名らしいのでいいかな?と
オケはウィーン・フィルだし。

で、聴いてみたら・・・
ヌルイ!!!激ヌル!!!
ヌルすぎ!!!!!
速攻で棚に戻しました。(_ _) カクッ
なんか違うんだよな〜
第一楽章の出だしを聴いた途端にアレ?とは思ったんだけど
一番好きな第四楽章を聴いてるうちに買う気が失せてきた。
私の聴きたい第九はこれじゃない!
CDの帯には
『もう、これ以上…何が望めるだろう!
  期待。高揚。歓喜。そして、至福。』
なんて書いてあったのに・・・
まあ、宣伝文句なんて得てしてこんなものだけど。

で、すっかり意気消沈して帰ろうと思ったんだけど
同じ試聴機に「小澤征爾」の第九が入っていたので
ついでだから聴いてやるか・・・と思いホントについでに試聴。
私、小澤征爾ってそれほど好きじゃなかったので
彼の第九もチェックはしてなかったんだよね。
今年のニューイヤー・コンサートも聴いてみたけど
私的にはパッとしなかったし。

でも、聴いてみるもんだ。

ビックリ。
第一楽章・・・いいんじゃないんですか??
静から動へ徐々に盛り上がっていくさまがとてもいい。
で、お気に入りの第四楽章。
これもいい。
いいっす。
ビックリ。
私の聴きたい第九だ。
へぇ〜、やるもんだ<小澤征爾
伊達に“世界のオザワ”なんて呼ばれてないな。
もちろん、フルトヴェングラーには及ばないけれど。
でも、しっかりと聴かせてくれる。
なんていうか・・・
「いっしょうけんめい」って単語が浮かんでくる指揮。
漢字じゃなくて平仮名のいっしょうけんめい。
なんか、がんばってる!って感じが伝わってくる。

勢いがあっていいっす。
第九はこうじゃなきゃ。
ラトルの不二家のケーキより激甘な第九を聴いた後では
さらに輝いて聴こえる(笑)
もちろんお買いあげ♪
拾いもんでした。
得した気分♪♪



















ってか、金無いとか言ってなかったっけ??
給料前なのに・・・(-"-;A ...アセアセ>ぢぶん



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2002年11月22日(金)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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