あお日記

2002年10月02日(水) かつあげ

 秋が深まっても相変わらず我々は放課後を部室で過ごす日々。それはとても進学校の3年生とは思えない有様。もっとも、私は早くに専門学校の進学が決まりそうだったので見た目は問題無さそうだったが、おざなりで決めた進路など魅力が失せるのは早い。まあ正直なところどうでもよかったのだ。私はこんな学校は早く卒業してしまいたかった。3学期にはそれをよく口にしていたのを思い出します。

 「人同士ってのは結局のところこんなに呆気ないものなんだ」という実感は、私の生活を更に停滞させてしまった。授業も学校行事も公然と参加しないようになった。余談だが、当時の私の机は窓際で、その内窓の枠に張ってある紙は私の即席教科別出席簿であり、正の字が多い教科ほど出席日数が危ない教科ということだ。皮肉なことに以前私が所属していた「生物」の授業がダントツトップ。それを鼻で笑う自分が呆れるくらい滑稽だった。

 そんなやる気の無い毎日だった中、とある放課後にタケダとミルと3人で遅い帰宅中にかつあげに会った。もっとも、高校生の分際で夜遅くまでファミレスでたむろしている報いというもので自業自得なのだが(笑)。
 タケダと私はどちらかといえばそういった圧力に屈するのを最も嫌う部類の人間だったので(それが所詮空意地であっても)、相手のヤンキー3人組のほうも困っただろう(大笑)。結局タケダがコンビニに駆け込んで警察を呼んでもらい事なきを得たが、今度はサツの方にお説教をくらう羽目に。


 次の日、部室でタケダとその話になった。

 「オレさ、昨日悔しくて。家帰ってから筋トレしちゃったよホント(笑)」

 この時私は思った。

 (やっぱ類は友を呼ぶんだ...)と。ははは。


 今度タケダに会ったらこの話で盛り上がろう。




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