| 2006年05月14日(日) ■ | ||
| 自ら去り往く時を識る | ||
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店長から「交通費削っていい?」という電話がきてからスネ気味でさぼっちゃろうと思いましたが、嫌々仕方なく行ってきました。今日休んだら五連休になるからね…。給料も惜しいし。 何をすればいいんだろうかと入りたての新人並みの心配をしていましたが、取り敢えず自分の担当の棚と睨めっこ。 これ、夏目のクセなんです。 児童のときもイメージ固まるまで延々と睨めっこして、棚と語り合ってました。 ずーっとタイトルから並びから本の状態から睨めっこしていて、いざイメージが固まったところで大幅な棚移動を開始します。 夏目は電撃とかスニーカーとかは全くわからないんですけど、耽美系なら専門職ですからどう考えてもこの並びはおかしいだろうっていう辺りを直していきます。そんなんやっていたら棚のホコリが凄くて、相当手入れしていないんだってわかって棚の中一回全部抜いて全部ホコリ取りましたよ…。汚いにもほどがあるよね。文庫はただでさえホコリ溜まりやすいのに、ヒライ氏ってば全く手入れしていなかったんだ…何してたんだろうあのひと。 キャラの次に花丸、ラピス、プラチナ、ディアプラ、ルチル、ルビ、ビーンズ、コバルト、ホワイトとなんだかちぐはぐもいいところだろっていう並びだったんで、ちゃんとわけていきました。コバルトの次にホワイトきて、そこからスニーカーにつながるのはおかしいよなあと思って、ホワイトの次にコバルト持ってきてスニーカーに。 まあでも、どれにしても耽美系は混じっているので、なんだかなあって感じですけどね。コバルトは現代モノで、ホワイトはファンタジーって枠組みから考えると前の並びでもおかしくはないけど、コバルトにまじっている耽美よりもホワイトに混じっている耽美のほうが激しいから、やっぱり並びは逆だよね…。 個人的に言えば、ビーンズはドノーマルなので耽美の間にはさみたくはないんだけど、どうしても角川繋がりでルビーとつなげないと違和感が残ってしまう…。なので、ルビー、ビーンズ、ホワイト、コバルトと並べました。 あくまで試作段階なので、何件か本屋のリサーチしてきます。見ているようであんまり見ていないんだよねえ。頭の中に浮かぶのはイツモ駅支店の棚と、イツモ駅のオフの棚くらい…。イツモ駅のメイトは個人的に並びが好きじゃない…。 電撃とかそっち系の棚はホコリ取りをして、並びはそのままで整えただけ。あと面の位置を動かしただけかな。 耽美側の一番隅の棚を面コーナーとして取っていたみたいなんだけど、そこに彩雲とザ・サードをずらーっと。男性が耽美コーナーに近づいてわざわざ面を見に来るか…という疑問を抱き、面を移動しました。 彩雲はそのまま耽美方面隅の棚で面、ザ・サードは電撃系の棚方面隅で面、と。 店長はもっと面を増やしてっていうけども、まだ売れ筋がわからないので棚が絶対に危ないと思うので、下手に空けられない。 あと、平積みも直しました。 男性が担当をやっていただけあって、電撃系の平積みはまだマシかなって並び方だったんだけど、女性モノはひどかった…。シリーズなのにあっちにあってこっちにあって、何故か間に違う出版社の新刊が入っていたりとか…こりゃもう仕事しているなんて言えないだろって有様でしたよ。ひどい。 これまた平台のホコリを払うために本を取っ払ってひたすらはたきかけました。きーたーなーいー。 で、あとは平積みするだけですが、やっぱり各々好きな平積み方法ってあるんですよね。 10冊のシリーズものを、五冊五冊二段組みで置く場合と、三冊三冊四冊(何処に四冊がくるかは状況に応じて)で置く場合と、全部一列にいく場合と。 夏目はわかりやすいので、全部一列にやりたいひとです。そのほうが迫力もあるし、ただでさえ文庫の平台は横・縦・縦で置かないといけないという、滅茶苦茶腹立たしい幅なので、置き方に工夫を凝らさないと目に止まらない…。横置きとか本当に嫌いなんですよね!横置き…! 女性モノは取り敢えず置いておけって感じで新刊しか置いてないので、角川の欠本出して補充かけました。何より許せないのがうちの店、駒崎さんの本が一冊も置いてないんですよね…!(怒)定番だろ!?ロングセラーだろ!?売れるから…! 「歓楽の都」を既刊平積み分発注かけたら店長から、 「俺このひと知らないけど、売れるの?」 「夏目は大好きです」 「君はマニアックだからな…」 などと言われました。 何をおっしゃる…!個人的には歓楽の都よりも足のない獅子のほうをだーって宣伝したいくらいですけども、まだ講談社の欠本やってないからかけられなかったんだよ!今度行ったらやるから。もう、夏目の棚をつくってやる。 多分、耽美文庫の棚はきたざわさんと駒崎さんが圧倒的割合をしめると思います…大好き…。 そうそう、詐欺師シリーズも棚になかったのよね。これまたいけんわ。補充かけんとね…! いやほんと、この棚を放置していたのかと思うと、文庫の売上あがんない理由もわかるわ…って感じ。何もないんだもん。すんごい古いのがあるにはあるんだけど、「うわーこれ、即座に売った」ってやつばっかである意味、新鮮。 文庫棚を終えたら、次は新書のほうに行きます。 棚の掃除とタイトルチェック〜。 そういえば、新人のタナカさんがとてもひまそうにうろついていたのを横目に、夏目は忙しく欠本チェックと日計簿をやっていたわけですが。 閉店後、いつものようにFAXとオトモダチやっていた夏目は店長とふたりきりでおりました。夏目が仕事終わらないと店長事務所しめて帰れないの(笑) 店「そういえば今日さー、タナカの奴、滅茶苦茶ヒマそうだったよなー」 夏「そうですねえ。夏目、欠本任せちゃおうかと思いましたよー」 店「そうだよ!やらせりゃよかったじゃない。そのほうが楽でしょうが」 夏「ダメですよ、これは(エラー)」 店「なんでだよ。角川以外にもまだまだチェックあるぞ」 夏「一番はじめの欠本は自分でやらないと、棚の中身を把握できないじゃないですか」 店「さすがだね夏目さん!そうだよ、その通りだよ!本来欠本は自分でやらないとだよなーうちの男共はよお」 夏「慣れてきたら任せていいと思うんですけどね」 店「で、まだ終わらないのFAX」 夏「嫌われてるんです(またエラー)(泣)」 結局、事務所を出られたのは22時過ぎてからです…(溜息 まあ、まだ何をするべきなのかわからないんですよね。やっていいのか悪いのかもわからないから、ひたすらぶらつくしかないので。積極的な人は「何かやることありますか」と聞くんですけど、それも中々ね。 はたき持たせてノーマル文庫の平台掃除任せようかと思いましたけど…そこまでやらせるのも(重労働)かわいそうかしらと…何も言わなかったや。 それより日計簿やらせたかったなー。数日前から何処かで九円、計算が合わないんだよ…何処なのかわからなくてひたすら電卓打つんだけども、途中で嫌気が差して投げ出したかった。 でも漸く見つけたの…ううぅ。みんな検算しようよ。結局一時間かかった。 最近多いんだよ、日計簿の間違え!もう、面倒すぎる…! ではでは。 本日はこれにて失礼! |