危険域。 Master:(c)夏目

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2005年08月03日(水) ■
地獄の二日間「二日目」







 AM05:00 起床(実際の起床時間は7時)
      環境が変わった子供達は続々と起き出すので、こちらも気配で起きてしまう…。基本的に夏目はバイトではなく手伝いで、賃金を得ているわけではないので、そこまで忠実に仕事をしなくてもいいんですが…年に一度、一番日光にさらされ、一番体力を使い、一番気を遣う行事なので「働きグセ」が出ます。やらないと気が済まない。
 AM07:00 朝食準備
      前の日の夕飯の作業より全然楽。お茶漬けだけ。その準備の最中、宮内担当の6年がいつまでもロッジから出てこないので彼女が殴り込むと、なんと、こちらが朝食準備をしている中、優雅にトランプをしていたらしい。怒鳴り声が響きました。結局手伝いに来たわけですが、前の人同じなんですよ。ずっと準備をしてきた支店の子達は自分が何をするかをすでに決めて担当についちゃっているので、今更来られたって何もすることないよ…な空気。その通りだ。
 AM08:00 朝食
      大勢の茶漬けをつくります。13回目ともなるとこっちも慣れてますからね、よどみなく作業を進行。楽勝楽勝。
 AM09:30 川遊び(片付け)
      日の下に出るの云々、というよりもさっさと片付ければ撤収のときが楽だから、という理由で黙々と働く夏目。これくらいならさっさと終了し、宝探しの準備。
 AM10:30 宝探し
      あちこちに散らばせた紙を探し、そこに書かれているアルファベットによって景品ランクが違うっていうオーソドックスなもの。一番いいのがA(面白そうな玩具)で、最低がC(駄菓子)。その他にラッキーというものもあったらしいですが、夏目的というか子供心から離れて考えるとCを選んでせっせとお菓子を稼いだ方が今後のおやつも増えていいんじゃないかなって思うんですが。でも子供達は玩具を選びますね。
 AM11:30 帰り支度
      部屋に戻って下級生に荷物の整理をさせますが、もうとんでもない有様ですよ部屋の中は。ものが散乱。あれがないこれがないと騒ぐ騒ぐ。怒鳴りながら片付けさせます。子供達が全て外に出た時点で、忘れ物を拾って袋に詰めていきます(学童に帰ったら毎年恒例落し物さらし)。その後、部屋の中での最高学年だった三年を使って掃除。
 PM12:00 キャンプ場出発
      ちびっこの引率は行きよりハードです。何しろ、行きは下りだけど帰りは上り。更に遊び疲れて体力がなくなっていますから、本当に軽い荷物でも「重ーい。持ってー」と騒ぎ出す。あらかじめ行きに持っちゃったような子の荷物は、キャンプ用品と一緒に学童の車に積んじゃっているので、ここで背負っている子はただの甘えです。それでもさすがに帽子をかぶってないような子や、明らかによたついちゃっているような子のは持ちますが、夏目は男も女も甘やかしません(宮内は男にベタ甘です)。しまいには「お姉ちゃんなんか車に(メイン)バッグ持って行ってもらってるくせにーずるーい。あたし達ばっか持ってるなんてー」と言い出すクソガキがいるんですが、だからって言って持ってやるわけもなく「そんなに重いならバッグ捨ててけ」と冷たく返す。甘やかしたらタメにならん。今の高学年のようになるじゃないか。しかし、そういう対応をすると副社長が共に歩いているわけですが、そちらまで坂をてってけと走り(元気じゃん)、告げ口をされます。けれど、ちびっこ達はそこで予想外にも怒られるわけですよ。なんたって夏目は13回目。それなりの匙加減もわかっていますし、宮内と違って平等に接している(って実はこのひとに言われたんだけどね、これ。それまで意識してなかった)夏目がそんなん言うならそれはそれで正しいと判断されます。甘やかしちゃ駄目、っていうのは小学生時代、この副社長に散々やられましたから。ここでもし、この台詞を言ったのが職員や普通のアルバイトさんだったら怒られていたかもしれませんが、小学校6年間、夏目は生徒としてこのキャンプに参加していましたし、3年の頃にはすでに仕事を手伝っていましたから。怒られたちびっこはしゅんとしながら歩き続けます。(ひどいと思うなかれ。他の子は文句も言わずに荷物しょってせっせと上ってるんだ)
 PM12:30 バス乗車
      ちびっこ詰め込むと今年は夏目だけ席がなかったので立ってました。「交替で座って」と言われたんですが、まあ後輩を立たせるわけにも、先生を立たせるわけにも行かないので、眠気を堪えながらたってましたよ。それでも途中、立ったまま寝ちゃって倒れこみかけましたが…ありゃ危なかった。
 PM01:30 学童到着(昼食準備)
      すぐに昼食の準備。大量のカップヤキソバを相当数作ります。今回も働かない在学生。しかし、そんなことを注意している暇なんてない。黙々とパケを破って袋ものを取り出す係りと、お湯を注ぐ係りと、適当な頃合でお湯を捨てる係りと、出来上がったものを運ぶ係りとに自然とわかれ、作業をこなしていきます。が、ここでもまたムカつくことは起こるわけで、熱湯で怪我をされたら厄介なので全員それぞれ座らせ、適当に配っていくんですが中には「早くくれ」と押しかけてくる奴も当然いるわけです。はじめは怒鳴る程度で済んでいたんですが、あまりにしつこいので兄がブチギレ。「てめェ何度言ったらわかる!ロクに仕事もできねェやつがメシばっかほしがってんじゃねえよ!!」と恫喝(だよもうあの声音。夏目だって怖かったもん)。さすがにこんなこと、いつもの副社長なら許さないんですが、相手は兄です。社長並に文句言わず働く男で、小学生の頃から散々可愛がっていた存在なので、何も言えずに「こらーお兄ちゃん達の邪魔するなじゃないの!」と穏便に散らします。漸く全員に行き渡り、おかわりも配り終わった辺りで「先生方にー」ってことになります。そこで、先生方のを作っているところで「もいっこー」と来る男がいた。こちとら延々と作り続けてやっと昼飯か(っつーより終わりかー)と思っていた中で、こう来たもんだからこっちの職員のドン(社長とか抜かして)であるみっちゃんがブチギレ。「お前何年よ?」「え?」「何年だって聞いてんだよ!」「ご、5年」「5年でお湯も使えねえのかよ!4年だって手伝ってる奴いたっつーのに、何してたんだ、お前ッ!」「二階に」「漫画読んでましたって?遊んでましたって?何もしねぇ奴が偉そうに“おかわり”なんて言ってんじゃねえよ!おかわり“下さい”だろ、“下さい”!!」「おかわり…下さい」「てめェでやれ!!」。すでにヤキソバ200個近くに熱湯をかけ続けているんで、疲れもピークですよ・・・舐めたこと言ってンじゃねえぞ、とみっちゃんが言わなかったら夏目が怒鳴ってましたね。


 今回は本当に在学生が働かなくて、バイトも使えないしで、13回の中で一番疲れましたし、一番働きました。
 辛口の兄にでさえ「今回はよく働いてたな」と労ってもらったくらいですから、自惚れてもいいくらい働いていましたよ。
 この調子で来年続くなら、正直、行きたくないです。
 そして、バイトである宮内は時給860で一日8時間労働と計算して合計5日分相当の給料がもらえるっていうのに(こいつより全然働いてますよ夏目。兄にもそう言われましたよ)、手伝いなだけの夏目は1万。
 割に合わないにもほどがあります…。
 もう来年ほんとに行きたくない…!



 宮内は本当に好みの男子生徒しか甘やかさないし、男の先生の周辺にしかいないので、力仕事を手伝っているって言っても、それほどのことじゃないです。やってくれますから。
 寧ろ、女手が足りないのでこちらを手伝ってもらえると嬉しいンだけどなーって感じで…女の先生達と苦笑。
 責任感も薄いし、本当に女の子には厳しいし(泣いていても素通りですからね)
 これでバイトだからって5日分…夏目は1万……納得いかないにもほどがありますよ。
 勘弁してよ、ほんとに。






 ではでは。
 これにて失礼!

 全身筋肉痛でロクに動けない夏目がお送り致しました。


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