| 2005年08月02日(火) ■ | ||
| 地獄の二日間「一日目」 | ||
|
地獄の二日間と題しまして、毎年恒例今年13回目の学童保育サマーキャンプ。 ある程度無事に帰ってきました。 AM05:50 メインバッグを残して家を出る。 (宮内との2ケツだったのでメインは兄に任せました) AM06:20 学童保育到着 バイトである宮内は仕事があるけどただのOGである夏目に本来仕事はない。とは言いつつ、やりますけどね、無賃で…!(ネック) AM06:30 職員集合時間→会議(夏目も参加してますよ) そこから雑務をこなしつつ...... AM09:30 子供達集合(送迎システムなんで、収集というべきか) キャンプ用品を車に搬入(重労働) AM10:30 子供達を車に振り分けつつ出発 (夏目は毎年大型チャーターバスで低学年のお守役) AM11:20 大型チャーターバス下車→目的地まで徒歩 (10分くらいのところを子供達連れて20分くらいか) 低学年は一泊でなんでこんなに持ってくるんだ、ってくらい大荷物なので、職員バイトOBOGがそれを全て持ってあげるわけなんだが……ひとり持つと「あたしも」「俺も」ってなるんで「煩い、黙れ。それくらい持て」と容赦なく行きます。甘やかしてはいけません。 AM11:45 目的地到着→点呼 今年は一年生の数が多くて、夏目の担当部屋は1年から3年まで70人弱…点呼も一苦労です。そっから昼飯のGOサインを出して、放っておきます(部屋から出すのは厳禁ですが、川があるので)人数が例年より多かったので、いつも借りているロッジという名のボロ小屋ではおさまり切らず、6年男子、職員、バイト、OBのそれぞれ一部がテントで就寝。テント張りが行なわれましたが、夏目はその手の仕事で役に立てないのはわかりきっているので夕飯の段取りと、子供達の様子伺いと牽制をやってました。 PM12:45 職員、バイト、OGOB挨拶 違う地域に支店があるので、そちらの子供達とも合流します。知らない先生を生徒達に紹介、それに合わせて普段はいない我々OGOBも挨拶。今年で20回目の学童保育サマーキャンプですが夏目は13回目の参加。兄は14回目の参加。社長副社長に次いで堂々の古株。夏目はそんなに使いものになりませんが(力仕事が無理)、兄は充分に職員を動かせる立場にいて、挨拶はオオトリを、と社長から言われて最後に(笑) PM13:00 川遊び開始 日差しを嫌った夏目は「バイトじゃないので監視役はしません」ってことで、さっさと日陰に引っ込んで夕飯の仕度。釜やら何やらせっせとひとりで車から運び出してました。一升以上炊ける大釜をガシャンガシャン言わせながら足元おぼつかなく運ぶ様は危なっかしかっただろうなあと思います。因みにその大釜は4個あって、ひとつ5キロくらいかな。 PM13:40 スイカ割り準備 「割り」と言っても切ったやつを渡すんですが。この準備をまたひとりではじめた夏目は、あっち行って大きいテーブルを借りてきて、洗って拭いて日差しの強い広い場所にずるずると引っ張って置いて(持てません)、次は大きなお重を車から持ってきてテーブルに並べて、スイカをもらいに行って……とやっているとさすがに職員(女)やOBが「手伝うよ」とくるので、スイカ運びは男にやらせ、女の先生達と包丁やまな板の準備と共に、今年は何個切るかを話し合ったりとかしました。(20個あるんですが、毎年10個ちょっとくらいしか切らないので、その見極めが結構大変) PM14:00 スイカ割り 適当に切ってお重に積み重ね(無造作)て行ったスイカに、川から上がった子供達が群がって我先にと大きいものを選んでいく。「煩ェ、ベタベタ触ってんじゃねえよ!手ェつけたもん食え」とこれまた怒鳴りながら華麗な包丁さばき(嘘)見事に不平等な夏目のスイカの傍らに、イマイ先生という7回目の先生はそりゃもう見事に同じサイズ……食えればいいんだ、食えれば(自分のスイカを見下ろしつつ)。さて、高学年になるとある程度の我が侭を覚えます。それを叶えるのも甲斐性のひとつ(ただし“普段から言われなくても率先して仕事をしている”という背景が必要)。「俺、それ(8分の1)が食いてぇ」勿論「黙れ自分で切れ!」と言いつつあげるのが役目です(罵倒は挨拶/まさか)。結局14個切りました(残り6個は存在を忘れられておりまして、夏目らはとっくに20個を切りきったと思い込み「今年は凄いっすね」「ほんとにね。全部切ったのなんてはじめて」とか言ってました) PM15:00 滝修行出発 子供達を職員バイトOBが引率して山奥まで道なき道を進み、その奥にある滝で遊んでくるっていうもので、この道のりは限られたひとしか知らず、又、それ相応の準備がないと行けない場所だったりします。迷ったら最後、戻ってこれません。マジで。さて、ここで基本的に子供達を全員送り出すわけですが、ここ数年、子供達の軟弱な根性が目立ってきました。仮病、言い訳、駄々こね、友達数人で残るんですよ。行く気のないやつを無理に連れて行っても面倒見るの大変なんで「じゃあ絶対に部屋から出るな!遊ぶな!体調悪いんでしょ?自覚しなさいよ!」と念を押して残して行きます。それでも必ず騒ぐので「そんなに元気なら今から滝修行行ってこい!!」と又怒鳴る。(いいことじゃないのはわかってますが、怒られることに馴れてない子供は優しくしてばかりじゃ大人を舐めます。それ故に最低限の上下関係もロクにこなせない、誰にだってタメ口で舐めた口を聞く子供になる。それに、嘘が嘘とばれていないと思ってしまうと、いつまでだって嘘をつく。嘘を嘘とわかっているんだ、という態度を見せなければいけないと思うんです) PM15:10 夕飯(BBQ)準備 こっからが地獄です。毎年の修羅場。さて、米を「これだけの量を一気に炊くのは生涯に一度あるかないかだろう」って量を洗って洗って洗って焚きます。一番気を遣う作業です。柔らかくても文句を言われ、硬くても文句を言われますので…。それをこなすと次は大量の肉をちぎります(切るんじゃなくてちぎる。その辺りがアウトドア)。仮病でキャンプに行かなかった高学年の女を数人連れ出してウィンナなど簡単なものを切らせます。やっている最中に仮病で行かなかった一年男子数人が余りにも騒がしいので「てめェらそんなに元気だったらなんで行かなかったんだ!」と怒鳴り込み。「あのね、僕ね、耳にお水が入ると…」「じゃあなんでさっき川で遊んでたんだッ」「耳栓をすれば平気だから」「じゃあ耳栓して滝行けばよかっただろうが」「でも」「お前らがここに残っているのは、体の具合が良くないからだろう?」「うん(全員)」「じゃあそれ相応の態度見せとけ!」ってな具合です。大人しく寝てればいいんですよ、全く。例年になく人手が足りなくてあたふたしているっていうのに、気が散るったら…。 PM16:30 滝修行から帰ってくる 「帰ってきちゃったよイマイ先生!」「そっちどれくらい終わってる?」「あと肉がふた袋残ってます!」「こっち(焚いた米を別の巨大ボールに移す/とてもじゃないけどひとりでできる作業じゃないけど、人手が…!)はまだお釜半分くらいしか終わってないの」「先生はそっちやってて下さい。夏目はこっち慣れてますんで、なんとかします」とか慌てながら。帰って来てしまったということは、その分人手が増えたということなんだけど…今年の奴らは全く使えないのばかりなんで、手伝うっていう発想がないようだ。なんとか肉を切り終えて、男手を借りてご飯を移してそれを運んで、とあたふたしている中、宮内は男に混じって火起こしや加熱作業(切るまでは女、調理は男、が基本/熱いから)。煙に燻されちょっと休憩に来た宮内がこっちの現状を知り、今回はアルバイトなので最高学年女子18人のロッジを任せれている彼女は怒り心頭でロッジに怒鳴り込み「遊んで帰って来て着替えか!支店の女の子達を見てみろ、率先して仕事してるだろうがっ!何考えてんだお前等ッ」と。そこから怒られてしょぼんとして来たんですが、正直、自分から仕事を探せない子達の面倒を見ている余裕なんてないんで「何すればいいですか?」と聞かれても忙しさの苛苛で「6年ならそれくらい自分で探せッ」と言ってしまう。忙しそうに走り回っている夏目や他の先生方を見て「あたしやります」って言えないっていうのがそもそも問題なわけで…現状を見てみろ、ってね。赤子に物事イチから教えていられるほど、暇じゃない。 PM17:00 夕飯開始 ご飯を盛って飲み物と箸を取らせて、BBQ盛ってあげて、とあまり重労働に感じないように思われるかもしれませんが、子供だけで350人ほどいるんです。高校の卒業人数より多いんですよ…。それに、半数以上がちびっちゃい子供達なので全てを指示しながらの作業ですから、時間は幾らあっても…更に、必死こいてやっている中、「おかわりほしいー」と来たりね(「この列を見ろ!まだ食ってねぇ奴がこんだけいんだ、我が侭抜かすなッ!」と怒鳴ります)、「ご飯こぼした…泣」と泥だらけの器を泣きながら持って来たり(「仕方ないなあもう、ほら、今度はちゃんと持って、うん、そうそう。ちゃんと慌てないで座って」とか優しいです)、と色々あるのでこっちも大混乱です。そんな列の中、「なんでお前何もしないの?」な年齢の生徒見ると態度が冷たい。「もっと盛ってよ」とか言われると「何もしてねェくせにガタガタ言うな!働かざるもの食うべからず」と怒ります。中には「さっきまでやってた」という輩もいるんですが「ほう、じゃあもっとやってこい!見ろ、忙しいんだこっちは」と返す。何もしなくてもご飯が目の前に来て当然だと思っている奴が多い。 PM18:00 夕飯終了→片付け 全てのモノを洗います。あらゆるものを…!どんなに重くても熱くても大変でも文句ひとつ言わずに片付けるのが美学(ただ単にそんなことを言っている暇がないのと、言っても誰も助けてくれないので無駄なことだってわかっているだけ)。明日使うものはわけて、使わないものはちゃっちゃか車に戻しに行きます。が、ここでもまたこっちの在学生は誰も手伝わない PM18:45 花火 急ピッチで片づけを進めますが勿論この段階で終わる量じゃありません。ので、男衆が花火を担当し、夏目を含む一部の働く女達で残りの片づけ。BBQ用の炭だらけ鉄板も洗って拭いて新聞紙で包んで合計15枚ほどあるものを車へと子供の合間を縫いながら運んで行きます。夜の闇と花火の硝煙で周囲が全く見えなくなる(真っ白です)前にこれはこなさなければならん…なんとか終了。 PM19:30 怪談 先生達の怖くもない話(怖いのもあるんだけど、基本的にオチは笑い)を男女別の部屋でそれぞれ聞くわけですが、いやはや、子供ですから泣く泣く泣く。ひとりの先生は毎年泣かすのが楽しくて仕方がないと、盛大に仕込んで怖い話をするので、大泣き。 PM20:30 肝試し 夏目でさえライトなしでひとりだったら怖いなあと思うような森の中へ、子供達は数人、或いはひとりでわけ入って行きます。勿論、お化け役の職員バイトOBがいるので、道に迷うことはないんですが。「お化けなんて全部先生達なんだよー」と自らの怖さを払拭するための台詞を大きな声で言うちびっこ達に底意地の悪い夏目は「お化け役は確かに男の先生達だけどね。何で隠れてるかわかる?」「おどかすためでしょー」「でも、これだけ暗かったらお化け役いなくても怖いじゃない。そうでしょ?」「…うん…」「先生達が隠れてるのはね、もし、本当のお化けが出てきちゃったとき、みんなのことを守るためなんだよ。男の先生達強いでしょ?」「うん…」「もし本当のお化けが出てきちゃって、みんなのことを連れて行こうとしたら、お姉ちゃんみたいな女の先生達じゃ勝てないから、男の先生が隠れてるの」「…だからイマイ先生とかウスイ先生が景品のところにいるの?」「そう。お姉ちゃん達じゃ勝てないから」「うえええん(泣」っとまあ、こんな調子で男女構わずちびっこ達を数人泣かせました(最低ー)。「ひとりで行けるもん」と粋がっていたちびっこ達は手と手を取り合ってライト片手に橋を渡って行きました。でも正直に申し上げると、あながち嘘でもないんですねー。実際、去年は橋の上で男性を見まして、今年はあちこちで影を見かけましたので…うーん。ねえ。まあ、男性陣がお化け役をするのは、本当に山の中に隠れるので虫やらを嫌がる女性陣じゃあ無理、ってだけの話なんですが…。あと、真っ暗なんで、違う場所に行っちゃわないようにの見張りも兼ねて。 PM23:00 消灯 子供用のこういう行事は、普通21時くらいまでに寝かせるもんでしょうが、この辺りが我が学童が学童である由縁と言いますか…。 PM23:30 職員、バイト、OBOG宴会 一部の女性職員と今日の台所事情について語り合う。「最近の子はなんなんですかね」「夏目ちゃん達の時代とは雲泥の差だよーもう。自分から動くなんてないし、言ってもそれしかやらないし」「時代は変わったってことだよ夏目」「このままでいいはずがない!」「全く(憤慨)」とかいう話を延々と一時間。宮内は男好きなんで、男性職員の中に入って行ってちゃっかり兄の隣に座ってました。支店のドンと呼ばれるサイトウ先生(男)に「こっち座れよお前もー」と誘われたんですが、実力至上主義の上に細かい作業(夏目の分野)も力仕事もどっちもオールマイティにできる奴しか「デキル奴」と認めないっていうひとなんで、昔っから夏目は苦手…。なので、早々に断ろうと思ったところで兄が「お前が来ても場が白けるだけだ」と言って突き放してくれたので(兄は夏目がサイトウ先生のこと苦手なの知ってるんで)「うん、わかってる。夏目はこっちにいるんでー」とほくほくと女性陣とサークルを作ったんですが、宮内が物凄い優越感に満ちた目で「こっちにきなよ夏目ー」と。嫌だよ。兄の気遣い無駄にすんなよ。その場にいられることは確かに学童の「デキル連中」に加われたことなのかも知れないけど、別に興味がないんですよその面子…。基本的に彼らは「好きな生徒・気に入りの生徒」のみを優遇するんで…。嫌だもん、そういうの。 AM01:00 解散 そっから宮内と色々外で話していたんですが、途中から車の中に場所を移して、仮眠。っつっても、宮内のいびきが物凄くて…一睡もできませんでした。低学年の部屋を担当している夏目は、その部屋に寝られるほどのスペースがないので車の中で二時間くらいの仮眠を取ろうと思ったんですが…逆に寝られなくて、三時過ぎに部屋に戻り、膝を抱えて寝ました。そっちの方が寝られる…。 |