危険域。 Master:(c)夏目

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2004年09月20日(月) ■
  「――江戸期の妖怪作品と京極夏彦の世界――『今昔妖怪図譜』 展」

 
 
 
 行ってきました長野県。
 合言葉は

 「6時55分までに帰ってくるぞ」

 
 
 朝6時に出発し、迷うことなくハーモ美術館へ到着。
 開館する9時丁度くらいでした。
 入館料を払って、別室へと進む。
 入ってすぐのところに京極さんのポートレート。とっても美麗でした。ええ、もうほしいと叫ぶほど…ッ(迷惑
 いつ撮ったものかわからないですが、随分と痩せておいででしたわ(笑
 それとも普段が着膨れしているんでしょうか…和服姿は重ね着ですからねェ、太って見えていたのかも知れないですね。
 それにしても…格好つけて映っていた京極さんは、本当に、本当に、本当に…かっこよかったですvv
 否、素でも充分かっこいいですけれどね!!

 「――江戸期の妖怪作品と京極夏彦の世界――『今昔妖怪図譜』 展」ということで。
 百鬼夜行の画図がずらりと展示されておりました。
 印刷方法が不思議だわァと思っていたんですが、そうですか、版画でしたか。どうやって鉛筆画の上にあれほど綺麗に色を重ねたのか気になっていたんですけれど、合点が行きました。
 ええ、愛らしいものから胡散臭いものまで多々ありまして、見れば見るほど京極さんの才能に惚れ惚れするばかりです。
 鉛筆画であそこまで…と、本当に思いましたわ。美術で鉛筆画を学んだとき、濃厚の差を鉛筆一本ないし二本三本でさえつけるが困難でしたのに、あれほどまでに書けるなんて…やはり本職の方は凄いですねェ。
 ものによっては「模写?」というようなものも何点かありましたわ。石燕の画図とそっくりのものもありましたから。でもなァ模写でもあれほど綺麗に書けるならそれはもう別物かしら。
 美しかったです。
 パンフとかあればよかったんですが、版画でしたので京極さんの絵の販売はありましたよ。でもあれですね、一枚5万ちょいとか…手が出せませんよ学生には(苦笑
 Tシャツ販売もありましたが要らないと却下、あとはキーホやらピンやら、いまいちほしいと思えるものもなく。否、実際にはあったんですがね、京極さんが移ったポートレート数枚! あれは展示会終わった後何処に行くんだろう…廃棄するくらいならくれないかしら…と、実はそのポートレートの前に30分弱くらいうっとりと佇んでいたりしたんですが夏目。いえいえ、ちゃんと絵も拝見させて頂きましたよ。じっくりゆっくりそれはもう、深呼吸して。

 「京極ワールドビバ〜vv」
 
 とか言いながら(怪
 ええでも、やはり展示会に足を運ぶ方は少なかったですね(苦笑
 夏目がいた二時間ばかりの間に、三組くらいしか訪れていませんでした。あまりにマニアック過ぎる故でしょうか。
 でもあれは美術選考の方なら一度は見たほうがいいと思うのですがね。素晴らしい鉛筆書きと版画テクニック。実際に版画をしたのは別の方らしいのですが、元がいいからこそ栄えるというか(べた褒め
 否否、美のことはよくわかりませんがね、うっとりするほど精密な絵でしたわ。鉛筆の先まで気を抜かずに書かれているようで、汚いタッチや投げやりな払い方はどの絵にも見当たりませんでした。所々の余白部分のサインは、眠さの痕跡が見られましたが(笑
 
 
 色々とドキドキした絵はありましたが、「川赤子」の絵を見たときは思わず

 「関口君!」

 と叫んでしまいましたわ。ふふ。
 青々とした一枚の葉っぱの裏に、ひび割れた(血脈というのか)肌をした赤子がピッタリと、否否、包み込まれるようにおりました。
 嗚呼、関口君だなァとしみじみ思いましたわ。
 包み込まれつつも、逆さまを向いた赤子の不安定さと安定さを…とか偉そうにいうのは憚れますので、自粛。ケホン。
 実は「川赤子」の絵が一番ほしかったり。
 関口君…イイナァ。 
 
 
 
 展示会に当てて、否、京極さんに当てて幾名かの著名人からメッセージが寄せられていました。
 佐野史郎さん(ドラマ版「巷説」の百介役)は「その美声と演技力で僕の演技が霞みました」と寄せていました。ドラマ版「巷説」では京極さんが小説家として出演しているのですわ。
 水木さんは(京極さんが師と仰ぐ方)「小説家だと思っていたら絵も書くのかと驚いた」と寄せていました。水木さんは取ってもオチャメさんで忘れっぽいらしいですよ(笑
 「この人には手足がいっぱいあるのです」と寄せていた方もいらっしゃいました(小説、イラスト、映画制作、装丁と色々こなすことから。
 実はよく覚えていなかったり…嗚呼、惜しいことを。絵のほうばかりに気を取られていたのです…。
 綾辻さんや荒俣さんもいらっしゃったと思います。内容が思い出せない…嗚呼、申し訳ないです。
 


 京極さんのポートレート。
 美しくも男らしい京極夏彦!!
 撮られていることを意識しているに違いないポーズの数々!
 彼は絶対にある種のナルシストだ!
 ああ…それでも理想だ、京極さん。
 (いい加減趣味おかしいだろうとか言われまくっているんですが)





 さてさて。
 中々快適な長旅でしたわ。
 帰り際に諏訪湖に寄ってみたり、「陰摩羅鬼」の白樺湖に寄ってみたりと、観光もして、6時55分までには帰ってこれました。
 夏目が愛を捧げているもののひとつ、「水戸黄門」の2時間スペシャルがあったんですのvv
 これが見たいがために早朝から出かけたり、早々と帰路に着いたりとしたわけですが。だってリアルタイムで見たいじゃないですか(悦
 ご老公様カッコいいよう。
 でも京極さんが一番ですから!
 時代劇は面白いなァ…髷の世界はいいです。
 そして祖母から電話が来てその話をしたら、

 「あら、あんたおばさんね」

 と笑われ、そのあと叔父であるマコちゃんに換わって同じ話をしたら、

 「お前ババァだなァ」

 と笑われました。
 ええと。一言。

 余計なお世話ですわ。(ニコリ



 

 ではでは。
 本日はこれにて失礼。

 明日からは怒涛のような一週間がはじまりますの…ファイト、自分。


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