出会いはどれだってトクベツ - 2002年05月30日(木) ガラムの甘い香りから逃れられなかった。 どこかに行った所で、ガラム煙草の甘い煙の 香りを吸い込むと、彼を思いだした。 午後、懐かしい人の声を聞いた。 会える? モチロン。 パパとの予定はキャンセル。 久しぶりなので、とても緊張。 彼が好きで店を辞めた。 彼から、オカネを貰う事に抵抗があったから。 そして、同じ土俵で話しがしたかったから。 客と従業員って立場が、どうしても納得出来なかったから。 辞めてから数回、食事をした。 まだ、冬だった。 その後、電話の調子が悪かったのと、旅行に行っていたのと パパに拉致されていたのとで、連絡がとれない状態になった。 彼はとても格好いい人で、私なんか・・・。って思っていたから 連絡が無くても仕方が無いとも思っていたし、店を辞める時に 次はこの娘がお勧めかな。って言ってた通りに、その娘からメールを 貰った時は、あぁ、やっぱりそうか・・・。って変に納得もしていた。 でも数回、彼の夢を立て続けに見て、いてもたってもいられなくて 留守電にメッセージを残した。 そして今日に至った。 彼も、私にふられたと思っていたようで、びっくりした。 私達は、自分が傷つくのが嫌で勝手に納得させていたようだった。 少し、飲んでホテルに直行。 何をする訳でも無い。 ただ、抱き合っていた。 すごくすごく会いたかった。 ようやく言葉にして伝えられた。 今まで言えなかった。 邪魔をしたくなくて、ずっと我慢してきた言葉。 お互いの体温を求めて、 お互いが愛おしくて、 何をされてもシアワセだった。 食べちゃいたい。 皮膚が破けて血が滲んでも 彼に食べられるなら本望だ。 好きにして欲しいと強く願った。 言葉じゃなくても、カラダからダイスキって 発せられるんだとも思った。 また、指先だけでも充分くらい、愛しいって気持ちが 伝わるから、私は本当に幸せで気持ちが良かった。 そのままベッドで眠ってしまった。 誰かの腕や胸で眠るのは何年ぶりだろう。 タイオン カラダのオモサ ネイキ カラダのアジ こんなに良いとは思ってもみなかった。 私は、背中をむけて眠るクセが幼い頃からあるから 人の方を向いて眠るのは、よっぽどなんだろう。 そして、彼と同じベッドに上がれるとは思ってもなかった。 数十分眠って、お店の頃からずっと欲しかった、 ペニスを入れて貰えて、涙が出そうなほど嬉しかった。 だけど、彼は私がイキそうなところで、抜いてしまった。 そして、帰る支度を始めた。 支度を始めたら、終わりの合図。 皮膚が破けた跡をなぞっている。 そんな私はシアワセモノだと思ってる。 好きな人に、必要とされている事は とても幸福で満たされている。 味気ない毎日でも、頑張ってみようと思える。 鼻孔に甘い香りが残っている。 -
|
|