てぃるるの日記

2004年10月09日(土) イベント案内:10月23日『にがい涙の大地から』(完全バージョン)上映会&海南友子監督トーク


あるMLにて転載歓迎とあったので、転載して紹介します。

今回は加害証言も交えた完全バージョンだそうです。

─―以下転送・転載大歓迎!──────────────○

【ピースムービーメント No.15】

■『にがい涙の大地から』上映会&監督トーク
 (加害証言も交えた 完全バージョン) 
 (2004年/日本/カラー/ビデオ/87分)
 監督・撮影・編集:海南 友子 http://www.kanatomoko.jp

 ――2003年 中国ハルピンで
 27歳のリュウ・ミンに出会った。
 彼女の涙は止まらなかった。

★『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』の海南友子監督の
 最新作上映!海南友子監督トークあり。

日時:10月23日(土) (2004年)
上映:18:20〜(午後6時20分)/ 開場 18:10
海南友子監督トーク:20:00〜
会場:ひと・まち交流館 京都(3階) 第5会議室
   河原町五条下る正面、最寄駅:京阪五条or京阪七条
   市バス17,205号系統「河原町正面」下車
   TEL 075-354-8711
地図:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access
参加費:1000円
主催:ピースムービーメント実行委員会
お問い合せ:TEL 075-751-0704(夜9時半〜10時半)
      FAX 020-4664-8223
     (Eメールは ANC49871@nifty.com)

※映画の上映に関するお問い合せ TEL/FAX 03-3357-5140
 http://www.kanatomoko.jp

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■ストーリー

 劉敏(リュウ・ミン 27歳)の父親は1995年に旧日本軍の砲弾で命を落とした。
工事現場で突然爆発した砲弾は父親の両手を吹き飛ばし、
全身にやけどを負わせた。18日間苦しんで父は死んだ。
後には、莫大な医療費が借金になって残った。
高校生だったリュウ・ミンと中学生
だった弟は学校を退学して借金を返すために働き続けている。

 李臣(リ・チェン 59歳)は1973年に川の浚渫作業中に旧日本軍の毒ガス
弾の事故にあった。
全身が水膨れになり、両手はブドウのように膨れ上がった。
生死の境をさまよったあげく、深刻な毒ガスの後遺症が残った。
内臓、神経全てを蝕む毒ガス。30年たったいまも後遺症が消えることはない。
事故当時20歳だった妻は夫の代わりに建設現場で働いて一家を養ってきた。
 
 戦争が終わって60年。
 中国の大地には、今も、日本が捨ててきた毒ガス兵器(大量破壊兵器)や
砲弾が人知れず眠っています。
かつての戦争の置きみやげで、平和な時代に、傷つき命を落とす人々。彼らの声に耳を傾けてください。

◆遺棄毒ガス・砲弾問題とは?

 日本はかつて中国を始めアジア各国を侵略しました。
1932年には中国東北部に「満州」という傀儡国家を建国させて、日本からは軍人や民間人が多数移住して1945年の敗戦まで占領しました。その間に中国全土で1000万人の中国人が殺されたと言われています。
その中には、国際条約で禁止されていた大量破壊兵器である毒ガス(化学)兵器や細菌兵器などによって殺された人々も含まれています。
戦争に負けたとき、日本軍は所有していた毒ガス兵器などを隠すために組
織的に投棄して逃げました。

 いまでも、中国の大地には毒ガス弾だけでも70万から200万発眠っている
と言われています。
敗戦後に、それらの兵器が原因で死傷した中国人はおよそ2000人。
2000年代に入っても毒ガスや砲弾が工事現場などから
見つかって死傷している人が出ています。
 詳しくは、『China-Japan Network 未来巡業』
       http://www.peace-justice.jp/ まで

◆海南友子(かなともこ)さん [監督]/プロフィール

 大学卒業後、NHKの報道ディレクターとして7年勤務。2000年に独立。
 2001年、インドネシアの元『慰安婦』を取材したドキュメンタリー映画
『マルディエム─彼女の人生に起きたこと』を監督。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2001で上映されたのを皮切りに、全国各地で上映会が相次ぎ、2003年には劇場でも公開された。
 新作『にがい涙の大地から』では、過去の戦争で遺棄された 
化学兵器に苦しめられる人々の姿を追った。
 大好きなアジアを旅する旅に、『日本人と戦争』という問題に出会い、
よりよい未来のためにも過去を見据えることがたいせつだという問題意識から
戦後補償の問題に取り組んでいる。
 また、2001年の9/11以降は、全ての戦争に反対するという気持ちから様々
なピースアクションにも参加している。

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◆ピースムービーメント実行委員会とは?

ピースムービーメント実行委員会は、
映画を通して平和を考えようという趣旨で、有志が集まって、
上映会(講演会や意見交換会などとセットのときもあり)
の企画・運営を行なっています。

これまで、『チョムスキー9・11』『プロミス』
『夢と恐怖のはざまで』『バークレー 市民がつくる町』
『渡り川』『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』
『ヒバクシャ』『イラク戦争の真実』
『ガザ回廊』『女性国際戦犯法廷 ハーグ最終判決』
『ホピの予言(2004年版)』『被占領下パレスチナを訪ねて』
『テロリストは誰?』『汝の敵を知れ―日本』を京都で上映してきました。

ピースムービーメントでは当日スタッフ・企画スタッフを
募集しています。お手伝いいただける方は、お気軽に上記
連絡先までご連絡下さい。

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