締め切りとは実に嫌なものだ。　
ましてや自分の書いた文章が必ずまた敵を作るということが分かっている時は尚更だ。
しかし嘘を書くわけにもいかない。
そもそもその原稿を書く前からそれらは敵だった。
だがその原稿を書いたことで私は敵の前に、
奴らの敵として現われることになるのだ。

　我ながら損ばかりしていると思う。
無報酬で書いた原稿のために攻撃の的になるかもしれないなんて。
だから気が進まなかった。しかし時は残酷にもその歩みを止めてはくれない。残酷な締め切りが支配する。
ああ、本気で神仏に祈りたくなってしまう。

　結局私は原稿を仕上げてEメールで送った。
だがもう一つ別の原稿の締め切りがあるのだ。
一眠りして起きたら、数百ページもの資料を読み込んでそれらを要約した原稿を書かねばならない。
嗚呼、神よ、仏よ・・・。

　それはさておき、原稿に取り掛かる前の私はひたすら逃げていた。具体的に言うと先日レンタルした「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」の４巻


と5巻

を観たり、夜に父が日本橋で千円ほどで買ってきた、
「華氏911」の海賊版を観たりしていた。
ちなみに正規版はこっちだがまだ発売されていなかった。


　ちなみに念のため言っておくが、
ちゃんとしたものが見たいなら海賊版を買うのはやめておいた方がいい。
品質が悪いからだ。
事実、その海賊版DVDではエンディングのテロップが収録されていなかったし、
「日本語の字幕つきですよ」と言って売っておきながら、
字幕がないシーンがいくつもあった。
こういうのを安物買いの銭失いというのだ。

　そして私は真夜中にやっと嫌な原稿に取り掛かったのである。
「MADLAX」（公式サイトはTV東京版公式サイトと
Victor版公式サイト　）の最終回を観た後に・・・。
DVDまで買った作品だが感動的な最終回だった。
実に良かった。詳しくは別の機会で書こうと思う。


　そして嫌な原稿を書き終えた今、
「蒼穹のファフナー」（公式サイトはTV東京版公式サイト　とファフナー公式サイト　）を観ようとしている。

　このアニメのOP及びEDの歌は私のお気に入りだ。
圧倒的な歌唱力で歌われる激しくも切ない歌が私の心を揺さ振る。



このアニメのDVDが出たら早速レンタルビデオ店で借りて観ようと思っている。