川崎連絡会議日報

2008年10月31日(金) 動労千葉からの呼びかけ


 11・2労働者集会を前後する行動予定が次のとおり決まった。このスケジュールの他にも、韓国・民主労総の仲間たちは、三里塚を訪問し、反対同盟との交流を行なう。またアメリカの仲間たちはヒロシマを訪れ、交流する。万国の労働者の団結こそが社会を変える力だ。労働者の国際連帯闘争の大きな飛躍をかけて11月集会を成功させよう。

11/1 18時〜 韓・米労働者歓迎会 ▼DC会館

11/2 正午〜 全国労働者総決起集会 ▼日比谷野外音楽堂
      18時〜 日韓米労働者交流会 ▼文京区民センター

11/3 10時〜 日韓労働者理念交流 ▼DC会館
     13時〜 日米労働者交流集会 ▼東京・南部労政会館

●最後のことば

 1948年、マルクスは『共産党宣言』の最後の一行に「万国の労働者、団結せよ」と記した。この最後のことばが、どれほど重要な意味をもつものだったのか、マルクスがどれほど万感の思いを込めてこのことばを記したのか、今ほどそれが切実に理解できる時代はない。
 マルクスは、労働者間の競争をやめようと訴えた。われわれは「団結」とは、闘いを通して労働者が自らのもつ力を自覚し、バラバラに分断支配されている現状を打破して、団結する力を取り戻すことだということを学んだ。「団結」とは、資本やその手先による団結破壊攻撃と闘うことだ。団結に生きることに確信をもった労働者は絶対に屈しない。

●労働組合の変質

 しかしこれまで、労働組合の幹部が自らの手で労働者の存在を低め、団結を破壊するような腐ったあり方がずっと続いてきた。そしてそれが労働組合運動の「常識」だとされてきたのだ。「会社あっての労働者」「労働者はニンジンをぶら下げなければ闘わない」「労働組合は身近な要求でしか団結できない」「非和解的な闘いなどやったら労働組合は分裂する」「統一と団結を守るためには資本との妥協が必要」「何でも反対ではなく現実路線を」「対決型ではなく経営参加型、政策提言型の運動を」「日本の労働組合は企業別労働組合だから所詮ダメ」……。こんな理屈を次々につけて自分の手で自らの存在を低めてきたのが既成の組合の幹部たちだった。それは、資本と対決して労働者の団結を発展させることの困難さに負けた姿だった。

●時代は変わった

 経済成長が一定続いた時代には、現場の労働者の側にも「あえて闘わなくても生活は少しづつよくなるし」という思いがあったこと、あるいは終身雇用制の下で、労働者の意識が「会社に忠誠を誓っていれば退職金も出るし、年金も出るし」という意識であったことも事実だ。
 だが本質的には、国鉄分割・民営化攻撃以降、そんなことは通用しない時代に入っているのだ。実際、労働組合よりも敵の側の方が現実をシビアに見ている。だから徹底して労働組合破壊攻撃を行い、屈服を強いてきたのだ。そして今でも、中山発言のように「日教組をつぶせ」「自治労をつぶせ」と本音で考えているのである。「文科省とのパートナーシップ」を掲げようが、「民営化反対」のスローガンを下ろそうが、労働組合である以上認めないという構えで見ているのだ。
 時代はさらに大きく転回した。いよいよ闘う労働組合の復権させるときが来た。怒りの声を結集しよう。11・2労働者集会に結集を!


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