| 2005年08月17日(水) |
「戦争と植民地は正しかった」という歴史教科書を杉並で採択! |
お久しぶりです。 川崎市職労港湾支部の喜多村です。
12日、私も朝から杉並に。 もう つくる会派が騒ぎまわっている。 庁舎内では1000人近くが20人の傍聴を求め抽選へ。 私はハズレで、控え室で聞く。
つくる会の委員「近世以前は侵略と言う概念はなかった。「豊臣秀吉の朝鮮侵略」と他の教科書が全部誤まっている中で、唯一「侵略」と書いてない扶桑社が正しい。」と。後は在日団体や部落解放同盟についての誹謗をもうひとりと長時間しゃべりまくっている。
イライラして聞くのも苦痛。何と「メクラ」という言葉も。 批判されると「これが一番わかり易い」と言い放つ。
2人の委員は良心的に意見を言っていたが、結局、教育長も「扶桑社版」賛成にまわって 3対2 と後から聞きました。
こんな愚劣な「論理」が通って、歴史教科書で「戦争と植民地は必要だった」というつくる会教科書によって、杉並区2000人の中学1年生が学んでいくことになるとは。(ただし「公民」は別のものに決定)
庁舎前では、全力動員のつくる会側とわれわれ「親の会」側がそれぞれ集会。さすがに今回は報道も注目していました。(ただし報道自体はどうだったでしょうか?)
私も発言を依頼されて、戦争業務の強制とたたかう自治体港湾の立場から発言させてもらいました。またMBC東京局からのインタビューも受けてしまいました。
それにしても、「戦争と植民地政策は正しかった」という教科書で育っていくこどもたちがドンドン増えていくのかも知れない、というこの現実。
ほんとうになんとかしなくてはなりません。
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