川崎連絡会議日報

2004年10月30日(土) <鄭香均さんを囲んで>12・4集会への参加を

12・4集会へ参加を
 日時 12月4日(土) 午後4時半から
 場所 川崎市・教育文化会館 第5会議室

審理は最高裁大法廷へ 憲法判断か
 1997年、東京高裁は鄭さんの管理職受験を門前払いした東京都に対して「受験機会を奪うことは外国籍の職員が管理職に昇任する道を一律に閉ざすもので違憲」と一審を覆して40万円の支払いを命じました。

 判決から7年。今年6月最高裁が口頭弁論を開くことが、9月には大法廷(15人)を開くことが明らかになりました。

 通常、下級審の判断(高裁判決)を維持する場合には弁論を開く必要がないとされています。しかも小法廷ではなく大法廷での審理です。これは「最高裁全体として見解を示し、憲法判断をする必要があると考えた」(9月1日付「朝日」)ということです。高裁判決を見直す可能性が強いと思われます。

「非国民として声を出す」
 鄭さんは「さんざん待たせたあげく、外国人排斥や憲法改悪の動きが重なるこの反動の時期を選んだのか」と、訴えています。

 97年高裁判決以降、戦争法=有事法制制定、自衛隊のイラク派遣、そして教育基本法、憲法改悪まで論議されている状況になってきています。裁判で「問われているのは日本のナショナリズム」(鄭さん)なのです。

 さて、阿部市長の川崎市は?
 市長は「在日外国人は準会員、権利が制限されるのは当然」と言い放ち、撤回・謝罪するどころか、これを前提に川崎市全体の新たな指針や外国人施策指針づくりを進めています。

 「12・4の集い」では、鄭さんを囲んで裁判の状況と問題点をはっきりさせ、さらには社会状況や川崎市の動向も含めてどこに向かおうとしてるのかを、一緒に考えていきたいと思い、企画いたしました。

 多くの皆さんのご参加をお願いいたします。


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