2004年06月11日(金) |
「昭和天皇記念館」建設反対署名 |
戦後の日本為政者が意図的に近・現代史を抜かした教育の成果が、現代社会を生じたと私は考えています。アカウンタビリティを拒絶した張本人は昭和天皇でしょう。国家元首としての責務の放棄に等しい。 私たち日本人もアカウンタビリティの必要性を、最近まで関知せずに生活してきました。その点、田中さんたち若い人が、気が付いて頑張ってくれています。直接的な支援はなかなかできませんが、メールの配布はできますので紹介します。 (望月文雄) ========== 「昭和天皇記念館」建設反対署名にご協力を! (重複送信ご容赦ください。転載歓迎です) イラク人質事件に際しては、チェイニー米副大統領と会談した天皇アキヒトの派兵支持発言などがありましたが、その父親であった大戦犯昭和天皇ヒロヒトを記念する施設が今立川に建設中です。
そこで、その昭和天皇記念館の建設に反対する署名活動を行っていますので是非とも皆様ご協力ください。 ↓以下のアドレスでネット上フォームから署名できます。 http://anti-emperor.hn.org/sosidan/signature.html (氏名・住所は国交省あてに提出するのみで公開しません)
第一次集約は、7月17日で、それ以降に建設主体である国土交通省に提出行動を行います。 署名フォームが見られない方は以下の連絡先にご氏名・ご住所をお送り下さい。 連絡先 「昭和天皇記念館」建設阻止団 TEL 042-525-9036 FAX 042-525-9036 東京都立川市富士見町2-12-10-504 Eメール sitana@juno.ocn.ne.jp
以下に署名呼びかけ全文を貼り付けます。
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税金を使って戦犯・昭和天皇ヒロヒトを記念するな! 私達には「昭和天皇記念館」なんて必要ない
2003年から3年間の工事で、立川にある国営昭和記念公園内に「昭和天皇記念館」なる施設を建設する計画が発覚しました。この施設はその名の通り、昭和天皇ヒロヒトを記念するものです。
戦前、ヒロヒトは祖父・明治天皇をはじめとする支配層の主導で日本が侵略・植民地化したアイヌ・沖縄・台湾・朝鮮への抑圧的支配を続け、日本が更に中国や東南アジアへの侵略によって植民地拡大を図る中、軍最高責任者として徴兵によって強制的に兵士達を戦争に送り出して死に追いやり、この兵士達を使って更に多くのアジアの民衆を虐殺しました。 そして、この侵略戦争の敗北が確実になると、彼は天皇制の存続と自らの保身を図って、アメリカに対しての無条件降伏受諾を最後まで躊躇します。この間に、沖縄での苛酷な地上戦や、各地での大空襲、広島・長崎への原爆投下によって多くの人々が殺されました。 戦後になると、天皇があたかも政治権力を持たないただのシンボルであるかのようなイメージが広く流布されてきました。しかし、ヒロヒトは、占領軍司令官マッカーサー元帥との会談の中で日米安全保障条約締結を後押しし、アメリカに対して沖縄の軍事占領継続についても同意を与えていました。そして彼は、これらのことを政治的な「かけひき」としてアメリカにすり寄ることで、自己に対する戦争責任追及から免れようと策謀してきました。この時の条約で築かれた日米安保体制のもと、日本は一貫してアメリカに対する戦争協力を行っています。
記念館建設をすすめる昭和聖徳記念財団は、ヒロヒトを「国民」の幸福を願った君主として記念しようとしています。「国民」は徴兵対象とされ、多くがほとんど強制的に戦場に送り出されましたが、その中でも資産家・富裕者などの特権的階級には兵役免除の道が残されていました。しかし、一方で終戦近く兵員が不足するまでは朝鮮人などの植民地出身者は「非国民」として軍隊・兵役からも「排除」されていましたが、そのことで更に差別を受けました。ヒロヒトは、日本の権力者達とともに民衆を「国民」と「非国民」に分断し、「国民」に「非国民」を差別・抑圧・虐殺までさせてきました。そして、そのヒロヒトを賛美し、記念館建設を図る財団の役員もまた、ほとんどが政治家・大企業経営者など現代日本の富裕層や、政財界における権力者達です。 記念館建設には国(国土交通省)から約50億円もの予算が出される予定です。国家が教育・福祉などの予算を削減し、自らの政治経済的な失策の皺寄せを民衆生活に押しつける中、民衆から徴収された税金を大量に使って、民衆を「国民」と「非国民」に分断して殺し殺される関係に追いやったヒロヒトを記念しようというのです。 私達はこれを絶対に許すことができません。 以下、国土交通省に申し入れます。
申立の趣旨 一、昭和天皇記念館の建設に私達の税金からなる国家予算を投じないで下さい。 一、戦犯ヒロヒトを記念する昭和天皇記念館の建設を中止して下さい。
連絡先 「昭和天皇記念館」建設阻止団 TEL 042-525-9036 FAX 042-525-9036 東京都立川市富士見町2-12-10-504 Eメール sitana@juno.ocn.ne.jp
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