2004年06月05日(土) |
次回の川崎市との交渉に際して |
私は次回の川崎市との直接交渉は大変重要な契機になると考えています。 当局は一貫して開き直り、差別制度としての「運用規程」、阿部市長の「外国人準会員」発言について連絡会議が出した質問についてまともな回答がない ばかりか、そもそも市民との対話をしていくという気がないということがこの間、はっきりしてきました。阿部市長は自分への批判に関しては一切、耳を貸さない人で、やりたいことに邁進するタイプのようです。従ってこのままでは市当局との直接交渉が全くの形骸化されると思われます。 そこで以下のようなメモ(次回事務局での討論のたたき台)を作成・準備しました。ご意見をお寄せください。
今回は違った角度から問題提起をして彼らの言質をとるようにするすればどうでしょうか。そのことによって、「共生」の実態を明らかにしていき、そこから新たな問題提起が可能になると考えます。
1.これまでの問題の整理 ・「準会員発言」と今後の外国人施策の関連性 ・慶応大学に依頼した調査の位置付け(インタビューされた人に偏りがある) ・連絡会議ような市民運動からの提起はどのように位置付けられるのか
2.東大島小事件について 東大島小の事件は、わくわくプラザがもつ構造的な問題から派生していると いう指摘がなされ、国連機関にまで報告されている。 わくわくプラザはそもそも外国人市民代表者会議で提案され実現化されたように記されているが、それは事実なのか。 本当にわくわくプラザに構造的な問題があるのか、その実現を訴えた代表者会議の意向は理解できるが、起こるべくして起こった構造的な問題という指摘に正面から応える責任と必要性があるのではないか。(シンポジューム開催の提案) 構造的な問題であるいうことが明らかになればそれを放置していた市長と施設長の責任を問うことになる。
3.李発言について ・阿部発言についての民闘連からの質問状の内容の事実確認 ・阿部市長に「準会員」発言の封じ込みをしたという李発言の事実確認 (実際はどのような会合での発言がなされたのか) ・李発言に即して、 ・川崎での外国人テロを市長は想定しているのか ・外国人テロと川崎市の外国人施策は関連すると考えているのか ・李発言に関する当局の見解 ・李発言の内容と質問状の内容が異なっているのは、 ・李発言が虚偽なのか、質問者が嘘をついているのか、事務局が偽りを記したのかのいずれか
4.民闘連について ・一民間団体である民闘連或いは青丘社を市民代表者会議の代表にした根拠といきさつ。及び全くの個人という資格にしたいきさつ。 ・市当局と青丘社の契約の内容の確認 ・民闘連と市職との関係(何故、差別と闘う唯一の団体としているのか) ・民闘連と青丘社の関係 ・事務所(電話など)と職員の問題(民闘連の専従であることの問題性)
崔勝久
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