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■ 父の日の贈り物
買ってみた。 義父には渡した。 中身はたいしたものじゃない。 それでも義父は喜んでくれた。 いつも、そうなんだ。 中身も確認せずに喜んでくれる。 喜ぶフリなのかもしれない。 他人だから私も気を遣う。 父の日くらいは贈り物をしたい。 気持ちの問題かな。
実父には渡ったのかどうかも分からない。 割りと、どうでもいい。 多分、彼が死んでも涙出ないんだろうな。 そんな気がする。 今日も、ついでだから買っただけ。
幼い頃は父親の事、好きだったのにな。 あの頃の彼は、もう存在しない。 ずっと理想でいてほしかったんだよね。 きっと。 現実を知ったら違い過ぎた。 同一人物には思えなかった。 だから彼は父であって、父ではない。 その原因を作ったのは彼自身。 なのに彼は気付いて無い。 今後も気付く事は無いだろう。 気付いた所で理想に戻れるわけも無い。
たまに思う。 なんで彼はまだ生きてるんだろう? 私の中には居ないのに。
2007年06月16日(土)
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