ちょっとしたメモとか。

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2006年08月17日(木) 沈める寺

水月は
学生の頃からドビュッシーが大好きで
ハーモニーの中に自分の身をおいて浸れる瞬間が
猫の肉球ぷにくらい好きです(笑)。

そんなわたしですが
知らない曲もあり。
生徒ちゃんに、発表会の曲を決める時に
何が弾きたいかとりあえず聞いてみるのですが
ある生徒ちゃんが「沈める寺」という曲を弾きたいと
言ってきました。

知らなかったので色々調べてみたところ
その曲はケルト文化が関わっていると言う事がわかって
ブルターニュ地方に伝わる伝説の一説が乗っている本を
探しに探しまくりました。

伝説は、イスという国(街)が海の底に沈むというお話なんですが
この沈める寺という曲は
その街が沈んだ後からスタートするわけです。
実はこの海の底の底には
昔とても栄えた街があってね
その中の教会の鐘の音が今も聞こえてこないかい?みたいなそんな視点。

まだきちんとは分析できていないんですが
曲始まりで
街が浮かびあがる様子を表現しているらしくて
ステキな響きに感銘を受けているところ。
オーケストラ演奏のCDをきいて
さらに考えていきたいと思います。


ドビュッシーが生きてたら
直接会いに行くのにナァ。
その前にフランス語…話せるようになれよとw








水月陵