振り袖が着たかった と言い訳にして - 2003年09月13日(土) 私のきものライフの始まりだった地元駅前のお店が、 閉店することになった。店終いじゃなくて、移転なんだけど。 本店と支店が別だったので、場所を変えてひとつにするという。 地元は地元なんだけど、駅の反対側に移るので、 今よりはちょっと寄りにくくなってしまうけど。 これは、残念なのか、それとも私にとっては良いことなのか・・・。 本日は、その新しいお店の開店パーティ。 そこのお店で、小さなコンサートとお食事でお祝い。 バロック音楽のミニコンサートで始まり、 その後、おいしいお酒とお料理をご馳走になった。 バロック音楽は、シェイクスピア劇の中で使われる楽器を使うので、 聞きながら、勝手にこの音楽にはあの作品のあの場面ね・・・と思い描いてしまった。 呉服屋さんのパーティだから、当然ドレスコードはきもの。 時期としては単衣なんだけど、私はカジュアルなものしか持っていない。 帯を工夫して華やかにすればいいかな、と考えていたのだが、 どうやら皆様、豪華にきめてくるらしい・・・そんなに力入れないでよ〜。 そういう中でも平気だもん、と腹をくくれないのが、私の情けないところ。 でも、ないんだからどうしようもない。 あ、思い出した。振り袖は夏でも袷でいいみたいよ、と誰かが言っていた。 (あるいは言っていたということにしよう。) これって、たいていは披露宴に出席する人で、 ホテルで着替えるからなんだろうけど、 いいや、いいや言い訳にしちゃえ。 振り袖が着たくって・・・ ・・・ってこの写真、肝心のお袖が写ってない。 これは去年、この呉服屋さんのクリスマスパーティで対丈に着付けたもの。 袷の中振り袖だけど、色も薄いし、外を歩き回るわけではないので、 今回はよしとした。帯は、母のお友達からのいただきもの。 裏側がかなりビビッドなブルーで、効かせ色になってくれる。 最初はどうするこの帯、と合わせ方を考えたけど、 実際に締めてみるとかなり便利帯だと判明。 帯は花文庫にして 後ろに写っているのは、お店のディスプレイ。秋の新作。 新しいお店には、長テーブルがあって、 そこで椅子に腰掛けてきものを見ることができる。 照明は、自然光含めていろいろな明るさの下、 着物の色の違いが比べられるように、デザインされているそうだ。 おいしいお料理 まぁ、とにかくおいしい和食でした。 でも、お酒とおしゃべりに夢中で、お箸があまりすすまなかった。 帰宅後、きものをぬいだらお腹がすいてるってどういうことだいっ。 他の方々の、素晴らしい単衣のお着物を見てため息をつきつつ、 9月に催されるパーティ参加は自粛しよう、と思ったのだった。 -
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