大好きなお正月の帯 - 2003年01月01日(水) 2003年がやってきてしまった。お正月だけど、いつもの休日とほぼ同じ。 NYから戻ってきて、2回目のお正月。向こうでも、クリスマスの頃から冬休みだったし、 こっちでも仕事柄、クリスマスから冬休み。 「お正月」という作品名がついているのは、作家、山本由季さんのこの帯。 一昨年の秋に、地元の呉服屋さんが開いた個展で一目惚れしたもの。 動物や、花のモチーフが、いろんな色の布地の上で遊んでいるのだけれど、 私には、この帯しか目に入らなかったぐらい、インパクトがあった。 山本由季さんは、50代半ばの方らしい。 「大人のロマンチック」をテーマにして、宮城県で創作をしていらっしゃる方で、 たくさんのファンがいる。だって、由季さんの帯を締めると、 すごく楽しくて、嬉しくて、自分がものすごくかわいくなった気分になる。 でもね、その「かわいらしさ」っていうのは、所謂「かわいこちゃん」的なものではない。 なんていうのかな、自分になんだか自信がわいてきて、ふと気が付くと、しっかりと胸をはって顔があげて歩いている自分を見つけてしまう・・・。 そして、なんだか今日の私って「かわいいところあるじゃん」みたいな。 媚びとは違う、強さの中のかわいらしさ・・・うーーん、ちょっと定義が曖昧すぎるかな・・・。 つまり、それはきっと、由季さんの強さが作品に宿っているから。厳しい自然の中で生まれるロマンチックだから。 後ろ姿はこんな感じ。大きい真っ赤な花と一緒に、双六のさいころと、 はねつきの羽が描かれている。黄色や緑の大きな水玉も、良い感じ。 この帯、合わせたわけじゃないのに、私の着物にははどれにでもいけてしまう (ってそんなに持ってないけどね)。好きなもの同士って、相性がいいのよね♪ ちなみにこのピンクの紬は、雑誌でテーブルコーディネーターのクニエダさんが着ていらした色に、 やられた〜!!ので、それをまねっこして、白生地に染めてもらったもの。 クニエダさんのものは、おそらく草木染なのだろうけど、 私は、化学染料でビシバシに染めてもらった。 背中のおしゃれ紋は、小さいハートの刺繍。 8個のハートが円を描いている。ふふふ、my design。これもまた大人のろまんちっく♪ この写真は、お正月じゃなくて、去年のクリスマスに友達とパークハイアットのNew York Grillでランチをした時のもの。 -
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