パンドラの箱
DiaryINDEXpastwill


2006年12月16日(土) 透明な場所。

共に過ごせない時間に、
狂おしく、切なく、やるせない想いに駆られるのは、
愛しさの対象が不透明になるからだ。

溢れ出した独占欲と、猜疑心やら、嫉妬心に苛まれて、束縛しようとしてしまう。


「どこにいる?」

「何をしている?」

「誰といる?」


自身の手が届かないところにいるのを、ただただ手をこまねき、臍をかむ。

でも。
アナタは不透明ではないから。

あたしは安心して切なさに身を任せることができるのだ。

寂しさに心狂わせ、自身を切り刻むこともなく。
ただただ、早く逢いたいと、
それだけを願うことができるのだ。


こはる |MAIL

My追加