パンドラの箱
DiaryINDEX|past|will
大切なのは、お互いを想う気持ちだと。 わかっていても。
気が付くと、 隣にいない寂しさや、 同時に同じ物を見ることができない悲しさや、 同じ夜を過ごし、同じ朝を迎えられない切なさばかりに目が向いて。
「もっと楽な恋をすればよいじゃない」
それは、きっと、そうなのかもしれないけれど。
楽でも、それはあなたではない。 私が欲しいのはあなただけで、それは決して楽ではないからと言って、簡単に手放せるほど容易い想いではないのです。
そして、その言葉を投げかける君の、 その先にある想いを薄々気づいていながらも、 残酷な仕打ちを繰り返す自分に、半ば呆れながらも。
|