ダンディズムスケジュール
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2002年05月15日(水) 悩んでいます。

 思い起こせば八年前、当時稽古も世田谷区や中野区の施設を借りて毎日ジプシーのように動き回っていたのが思い起こされます。そこで僕は何度か人生の中で貴重な体験をしました。それは・・・まず世田谷区での事、管理人のおじさんが劇団名が悪いと言って入れてくれなかった事。当時は処女コレクションと名乗っていた訳ですが契約はSPDになっている訳でどっからどう嗅ぎ告げたのかばれてしまいガンとして入れては貰えませんでした。公演まじかで練習したいと言う思いが心の中で渦巻きでも入れてもらえず結局練習は出来ませんでした。そんな事が何回もありました。十人の登録なのに六人しか居ないから入れる事は出来ませんとか、声がうるさいので静かにして下さいとか、卑猥な言葉は使わないで下さいとか毎日が嵐のような日々でした。稽古の途中に管理人から注意されると役者の声が小さくなり稽古にならず「もっと出せ−」と葉っぱをかけ役者が「いや、でもあのここの施設つかえなくなりますよぉ」と「いいんだよ、二度と借りなきゃいいんだから!」そうして稽古場が無くなっていきました。リンチの芝居を見た事ある人ならわかると思いますがうちの芝居は絶叫、大音量、卑猥な言葉の応酬で(本番通りに稽古をしていますので)館内には当然響き渡る訳です。一役所の管理人としては当然注意はしますわなぁ。そういう訳で稽古場を借りました。その稽古場はまさしくオアシスの様に僕らの表現を潤いの深いものえと誘っていってくれました。しかし稽古場には経費が存在する訳です、いかに絆の深いリンチのメンバーと言ってもたかが四人の劇団員、思えばよくぞみんなして維持して来れたなぁ〜と思います。芝居のクオリティーをいつも同じまたは良くしたい、だから誰でもいい役など作らず作品を、やりたい作品を純粋に追求していこう!だから作品に合わない役者には即効止めてもらったし、またそういう意味でうちでやるのに100%やる気の人間でやると徹底した結果、少人数になってしまいました。  丹羽、宝田、ヒロアキ、けいちゃん、はるちゃん、福浦、可知さん皆、皆ありがとう、稽古場があってみんなで楽しかった、いろんな飲み会アトリエ公演、朝まで話したり柔術の稽古したり道具作ったり・・・今、劇団活動を休止する事になった今稽古場の廃止を目前にしています。一人残された僕は悩んでいます。ここを手放すかどうか?バラバラになっていく今、一人で維持していくのはやはり無理。やはり手放すしかないのだろう、そう!悩んでます本当に一人で女々しく感傷に浸りながら。


セシオ |MAILHomePage

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