にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2006年09月23日(土) 彼岸花さいた


彼岸花を見に行きました。

埼玉の巾着田というところに、彼岸花の群生地があるのです。

地元から出ている日帰りバスツアーに参加いたしました。
http://www.kinchakuda.com/

なんで、わざわざそんな遠くまで見に行くんだって?

田舎では、ごくありふれたお花ですものね。(笑)




彼岸花・・・って、不思議な花だなぁと思います。

毎年、お彼岸の時期を待っていたかのように、

あちこちで一斉に咲き出すんですから。

田んぼの畦道に、畑の脇に、土手沿いに、

ぽん、ぽん、ぽん・・・・って。

真っ赤な花火みたいな、お花です。

このお花を忌み嫌う人が多いのは、

墓地で、その姿を多くみかけるからでありましょう。



ちょっと聞きかじった話ですが・・・・・

昔、まだ土葬がふつうに行われていた頃、

土中の遺体が、モグラに食い荒らされる事態が、

しばしば起きておりました。

そして、モグラ除け対策として、

墓地の周りに、彼岸花を植えたのであります。

彼岸花は根に猛毒があるため、モグラが近寄らないのです。

そうして人の手で植えた彼岸花が、やがて野生化し、

その名残で、いまでも墓地の周りに多く咲いているのだそうです。

ちなみに、畑や田んぼの脇でよく見かけるのも同じ理由とのこと。

そう、ちゃ〜んと理由があるんですから、

気持ち悪いなんて言ったらかわいそうでしょう?(笑)



彼岸花・・・・・

きっと、その名前のせいでしょう。

派手な外見に似合わず、

どことなく寂しげな風情です。

たまに白い彼岸花もみかけますが、

あれは、死装束を連想してしまいます。

彼岸のときくらい墓参りに行け!と、

促しているのでしょうか??(笑) (⌒◇⌒;)



秋風を告げるかのように咲き出して、

祭囃子と共に消えてゆく・・・・・・・

わたしには、

このお花が”秋そのもの”に思えるのです。



季節は、

日ごと深まってまいります・・・・・・・・・・

































ぴょん

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