Spilt Pieces

2009年07月21日(火)　結婚

結婚することになった。
もやもやと、思うことは手書きの日記にて。
母につられて5年連用を買ったので、
PCはしばらくお役御免状態になっていた。
ふと思い出して開いたら、かれこれ一年以上。
会社を辞める間際に書いた文だった。

あの後、試験を受けた。
一点足りなくて、再受験することに。
でも、去年のような情熱が続かなくて。
落ちてもいいやくらいの気持ちで、
だらだらと、学校に通っていた。
毎週毎週、片道二時間もかけて。
それなのに、「落ちてもいい」だなんて、
我ながら、相変わらず、後の自分への
言い訳を用意しながら行動する悪癖が抜けない。

試験に落ちた直後、しばらくのんびりしていようと
思ったものの、うっかりすぐに仕事を探してしまった。
じっとしているのが苦手らしい。
実際、だらけたのはたったの一週間。
現在はパートをしている。
試験と関連している業種にて。
実務経験は、日々思うことが多く、
なかなか、
おもしろい。

未婚で、私の年齢で、積極的にパートに応募する人は
珍しいらしく、未だに上司からは変わり者と言われる。
勉強のためにと低賃金でフルに働いている友人が
身近にいるからか、普通のことだと思っていた。
確かに、金銭的に余裕がないのは、切ない。
それは本当。

どんな職場にも人間関係のごちゃごちゃはあるもので。
ちょうど一回り上くらいの年齢で、精神年齢が
中学生レベルにしか思えない先輩に苛々している。
腹が立っているのは、今までいくつか仕事を変わってきた
自分自身の根性のなさが原因なのかと思ったが、
職場の他の人たちも同様の意見だということを
つい先日知って、ほっと胸をなでおろしつつ、
そこで喜ぶ自分も幼いなと悲しくなりつつ。
まあ、どこにでも色々あるってことを、
知ったのも、諦めるのも、粘るのも、
どれもこれも今までに学んできたことの一部なんだろう。

今この瞬間は、何の変哲もないただの時間。
なのにどうして、その中で、こんなにも多くのことが
変わるのだろうと思う。
私は母に出会った最初のときなどまさか覚えていないが、
気がついたら母の娘で、気がついたら口ごたえして、
気がついたら喧嘩して、気がついたら泣き喚いて、
気がついたら尊敬し、愛し、必要とし、
知らない間に、私はここにいて、それが全てなんだなと思う。
…書いていることが、よく分からなくなる。

マリッジブルーというやつかもしれない。
そうではないのかもしれない。
少なくとも、私は、家族のそばを離れる日が来ることなど、
今まで具体的に想像もしていなかったし、できなかった。
いつの間にか、決まっていた。
変なの、瞬間瞬間に決断しているからなのに。
だけどどうして、「いつの間にか」と思う。

結婚することにした。
誰かのせいにしてはずるいと怒られたから、
あくまでも、自分の意思だと主張しようと思う。
母は、泣くと思う。
私も、泣くと思う。
この瞬間に何かが変わるなんてそうは思えないのに、
確実に何かが変わっていく。

決断を繰り返して現在に至り、
決断したことを知るのはいつも後になってからで。
お母さん、ごめん。
離れて、必ず幸せになるなんて言えないけど、
母に寂しい思いをさせて、100％の幸せなんて
そもそもありえないと思うけど、
でもきっと、たくさん笑って、心配はかけないようにするから。
いっぱい帰省できるように、たくさん働くから。
結婚、許してくれてありがとう。
誰かと家族を作ることって、一人ではできないし、
二人でもできないし、周りの大切な人たちが、支え、愛し、
見守ってくれているからなんだと、
じわじわと感じられる自分を、
幸せだと思います。

ああ、何を書きたいのかよく分からなくなってきた。

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