Spilt Pieces
2003年04月10日(木)  会話
英会話に通っているのだが、私が行く時間はいつも夜だ。
夕食も早々に済ませ、慌てて教室へと飛び込んでいく。
今日は少し遅れてしまった。
恐る恐るドアをノックすると、"Hello"と明るい声がかかる。
先生は、クラスが始まっているにも関わらず、名前を呼んで笑顔で声をかけてくれた。
ただそれだけのことなのに、嬉しい。
もっと、自分の知らないことを知っている人たちとたくさん話したい。
そのための手段として、言葉が必要なだけ。
根本的なことを、言葉を学びたいと思う動機を、学びに行っているのだと思う。


「就職活動のためですか?」と、入学当初日本人の先生に聞かれた。
「違います、それはどうでもいいんです」
言い切った当時の私は、周りから見たらなかなかの変人だったに違いない。
話したいことがあるのに話せないという経験が、私の背中を押した。
アルバイトで貯めたお金は、すぐに吹き飛んだ。


その割に、暗記の苦手な私は英語が上達しない。
雰囲気や表情を見ていると、知らない単語があっても多少は分かる。
でも、理解や聞き取りができても、自分が話すとなると言葉が出てこない。
思わず、身振り手振りになる。
しかし、言葉だけで済ませてしまえる日本語を使っているときよりも、真剣に相手の目を見ながら話を聞くし、表現も全身で行うからおもしろい。
日本語なら、体で言葉を話そうなどとは思わないから。
単語は少しずつ覚えていけたら、と思う。
高校の頃までのように、義務感で覚えるのはもうたくさん。


今日、休学届けを出してきた。
理由は、教育実習と就職活動。
二ヶ月間休むということを先生に伝えると、「寂しくなるな。でも、教えてくれてありがとう。頑張れ」と言ってくれた。
私は趣味で通っているだけなので、就職活動期に行かないことは別に困らない。
それよりも、急に行けなくなったときのレッスンの方がもったいないなと思った。


言葉を学ぶことは、私にとってとても苦手なこと。
できれば日本語だけで全て解決してしまいたいと思うことも多いのだが、伝えたいことや尋ねたいことが多くあるのに、言葉を知らないというハードウェアの部分でそれが叶わないのは残念に思う。
だから自分のペースでこれからも頑張ろう。
二ヵ月後まで、楽しみはしばらくお預け。
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