Spilt Pieces
2002年09月11日(水)  なにもない
本を読んだ。
とはいっても目次を読んだだけ。
大学の書籍部で興味をもてそうな本を見つけたのでぱらぱらとめくっていた。
私には高すぎる値段がついていたので、とりあえず今日は我慢したけれど。


私は多くの機会を与えられて、時間も与えられて、何一つ活用できていないのだなと思った。
知らないことが、多すぎる。
自分の周りにある狭い世界の中でしか物事を考えられていないのだろう。
そもそも、機会を与えられていると表現している時点で駄目なのだと思う。
私は、機会を自ら望んで手を伸ばすだけのバイタリティーがない。
それが問題だ。


多くのものがありすぎて、そうするとどうしてか人は自ら世界を小さくしてしまう傾向にある気がする。
例えば縛り付けられている人は自由を求める。
元々それを持っている人は、あえて闘争しようとはしない。
だから自由に対する認識に差が出る。
だがそれを当然として受け止めていいのだろうか。


今日本という国で、世界の様々な状況に本当に興味を持っている人というのは一体どれほどいることだろう。
現実を、知らないどころか知ろうともしていない人が多いことが悲しい。
そして自分もその一人だろう?


知らない世界が多いのは当然のこと。
問題なのは、知る努力をできる環境にいる人間に限ってそれをしないという事実。
もぎ取る状況になければ人は動こうとしないのか。
だとしたら、なんという天邪鬼ばかりで構成された世の中だろう。


なにもない世界で、一番に求めるものは一体何だろう。
私の中に、答えなどなにもない。
なんと困ったことだ、悲しいことだ。
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