(SleepWalking)



月夜
 
眠ろうと部屋に入ったら窓の外
大きな満月が迫っていた
まるで宇宙船である
窓硝子が揺れる
きっと
開けたら体が吹き飛ぶに違いない
けれど
雨戸を閉めなくちゃ



思いながらも何故か
猫と抱き合って眠る
まだ満月は窓の外
じっと此方を見詰めているのに
目が覚めたら空の上
いっしょに浮かんでいられたのなら

2006年02月10日(金)


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