For Less To Lake@下北沢ERA
2009年07月12日(日)
For Less To Lake 「control」レコ初Tour Final。
99Radio Serviceとの共同企画、「Partners in Chrime 2」というイベント。



出演は出順で以下。
99Radio Service
wooderd chiarie(シークレット)
onsa(シークレット)
For Less To Lake


定刻をちょい過ぎたくらいで99Radio Serviceが始まる。
上手からキーボード(多分Nord Electro)、センターチェリサンレスポール→オレンジ、下手GtVoはシンライン。ジャズベにドラム、的な普通な感じ。ボーカルさんはUK色もある面白い感じなんだけど、バンドサウンドはいかんせん普通。下手では無いけど。
なんていうんだろう、POPなフィールドで言うところのロック然としたアレンジメント、というか。ある種“わかりやすい”サウンドで。まあ意識的に狙ってるんだろうし、それなら問題は無いんだけど、極端に言うとVoさんとサポートバンド、みたいなアレンジなわけですよ。割と長いことサポートバンドで一緒に回ってます、みたいな。
うーん、なんだろうな…悪くはない。惜しいんだけど、心に引っかかる程ではない。

お次、うっちゃり。
ギターさんは変わらずST使っていた。やっぱりアンプシミュレーターとして使ってるみたい。多少切り替えたりもしていた。
前回感じた音の遠さはかなり改善されていて、違和感は殆ど感じない。とは言え、なんとなくレンジ感の狭さは感じたかなー。ナチュラルなドライブ感は薄い。けど、意識しないで聞いてたらたぶん何も気づかないと思われる。
BOSS TU-2→LINE6 DM4→BOSS RV-5(?)→BOSS PH-3→BOSS DD-20→BOSS TR-2→BOSS DD-20→VOX Tonelab ST→ROLAND JC120。

タツマさんが手ぶらでライブが始まった。案の定、アイのストーリーでライブが始まる。そしてスプートニカ。オワセさんがアドリブライクに弾いている。楽しそう。
フラスコ、存在のエピタフ、musth、曲順は覚えてないけど、大体こんな感じでライブは進み。ラストがThrob In Theory。

声と、たたずまい。そしてサウンドデザイン。
なんというか、やっぱり美しい、と思った。

そして、ライブが完全に終わって、スクリーンが落ちてきたのを静止してゆたちんさんがMC。
おそらくFLTL五十嵐さんの希望によるものと思われる。
笑いに包まれつつ、グダグダな感じでライブは終わりました。

onsa。
あんまり興味は無く、いつも見てなかったんだけど、ちょろっと聞いたので。
最初の曲が歌い上げる系の曲。静かで、伸びやかな歌声。これは悪くないなー、と。
それ以外はそんなに「おっ」と思うことは無いのだが。。


ラスト、For Less To Lake。

GtVoさん、足元にはソバットDB、マーシャルのフットスイッチ、エコーパーク、VooDoo-VIBEな感じ。
UKとUSの影響を受けつつ、オルタナティブでエモーショナルなサウンドを響かせる、なんて書くのは簡単だけど、それだけじゃない何かを求めにライブハウスに来るわけで。良いバンドには雰囲気があるのよね。
セットリスト等は良くわからず。曲名が…
なんか妙にギターさんが弄られてて、珍しくMCなんかやっていた。

本編は「control」で締め。
他の曲も良いんだけど、このcontrolの全てが解き放たれた感は群を抜いている。
凄い。こんな曲、普通のバンドじゃなかなか作れないよ。
GtVoさんの声質がまた素晴らしい。そんな抜けるような声でも無いし、甘いとか澄んだとかそういう形容が合う声でも無いのだけど、粘り強くて、時にハスキーで、心にまで響く声。他にはない何かを感じさせる声。この声がFLTLの全てと言っても過言では無いなー。

アンコールのMC。
「いままでお世話になってたonsaやwooderd chiarieに恩返しがしたくて、彼らの力を借りずにこのイベントを成功させたかった」から、シークレットという扱いで出てもらったとの事。
気持ちは良くわかる。漢を感じました…

ラストは99Radio Serviceの面々が出てきて、第一回の企画をやったときに作ったと言う曲を一緒に歌って終わり、というなんとも仲良しな感じで終了。
でも内輪感はあんまり無く、ただただ楽しそうだなーと言った感じで。