凛として時雨@芝浦工大野外ステージ
2006年11月03日(金)
ナビスコカップをテレビで見つつ、用意をして前半終了と共に後ろ髪引かれながら電車に揺られ、一路豊洲へ。
着くとサウンドチェックをしている音が聞こえる。

開始時間20分ほど前にステージに到着すると、なかなかの人。
センター付近はやはり人で埋まっているので上手側前列でサウンドチェック待ち。

時雨のドラマーぴえーる氏の日記によると、この日のレンタルのドラムはどうやらかなりのダメさ加減だった模様で、この短いサウンドチェックの間でどうにかチューニングをして使える音にしたらしい。
ライブ中もドラムセットが動いてしまうような状況だったとか。
ベーシスト345氏はベースアンプを購入して綺麗なアンプで弾いていて、ギタリストTK氏はほぼいつものセッティング。すこし歪ませ具合が深かったような印象もあったけども。

いつの間にやら人も増えていて、定刻を2分ほど巻いてライブ開始。

その少し前に、大学有志(?)のステハン(ステージハンド:客席とステージの間に入って客を捌くスタッフ)が大挙7人くらいきたのだけど、これがまたダメダメ。
まず、ステージに肩肘着いて待機。するだけでは飽き足らず演奏中もそんな態度。
さらには演奏中も余裕でステージ側を向いてライブ観戦。おいおい・・お前は客かよ、という状態。
いやー、ありえないです。あんなステハンなら居ないほうがマシ。
上手と下手に一人づつしゃがんで待機、くらいで十分だよ、あんなの。

ライブはと言えば、全体に(特に最初は)少し硬い印象もあったけど、やはりいつもどおりの時雨のライブで。
しかし外音的にはスピーカーの位置がありえないくらい上で、誰に聞かせてるんだよ、という印象。
特にギターアンプ正面だった事もあり、ベース&ベースボーカルの音がかなり小さい。ACOUSTICは指弾き(?)だったためか、特に顕著でそれが残念だった。
まぁ野外のデメリットと言う事にしておこう。

始まった頃はまだ明るかった空も、気づくと夜の帳が降りていてなんだか不思議な気持ちに。
そういえばいつものSEもなかったなぁ。というかサウンドチェックから直でステージだったし。

いつものように、345さんの告知があって、ステージの向かいのビルへ向けた傍観で約40分ほどのライブも終わり。

初時雨体験の知り合いも、俺の時雨大PUSHに納得していた模様。
彼曰く「すごくテンションが高くて熱いライヴをしてるはずなのに、ものすごく後味がさっぱりしてる」
という評は、自分の中の時雨のイメージとがっちり一致していてなるほどなぁ、という気持ちになった。
クールなエモーショナルさ、というかエモーショナルなクールさ、というか。そういう所は凛として時雨の本質を良くあらわしているように思う。

その所以は、凛として時雨の人に委ねない音楽性というものに帰結しているんじゃないかな、と。
他人の中のエモーションを揺らすのではなく、自らのエモーションを爆発させるというオリジナリティ。凛として時雨の魅力ってのはそこにつきるなぁ、と。

はてさて、次の時雨さんのライブも楽しみでございます。

-SETLIST
01. 想像のSecurity
02. 感覚UFO
03. Sadistic Summer
04. OFT
05. ACOUSTIC
06. テレキャスターの真実
07. ラストダンスレボリューション
08. 傍観