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| 2006年04月04日(火) 不公平。 |
| 入籍はしたけれど式はまだ先の予定なので、これといって生活の変化は見られない。それよりも入籍する前の方が波乱に満ちていた。引越し、彼女の実家への挨拶、そして妊娠初期の「つわり」である。 つわり。看護学校で基礎知識は学んでいたのだが、こんなにも辛いものだとは思わなかった。吐き気はするわ匂いには敏感になるわ食べ物を見ただけで気分悪くなるわ嗜好は変化するわ胃はもたれるわでもう体調不良のオンパレードみたいな状態が何週間か続いて僕はただただ悲しかった。 子供は男と女の共同作業で作られると思っていたのだが、あまりにも女の負担が重過ぎる。神様は不公平だ。彼女の負担を半分僕に分けてほしいとベランダで星に願いを。ついでにタバコを一服。タバコの臭いがダメでキスすらしてくれなくなった。ただただ悲しい。神様は不公平だ。どうか僕にもつわりを。 「つわりの症状が男女平等に訪れたら誰が働くのよ」 彼女はベッドの中で弱々しく呟く。でも彼女だってつわりと戦いながら働いている。僕は誰とも戦うことなく漠然的に働いている。来月の給料で新しいゲーム買おうとか思っている。本当に不公平だ。彼女が不憫でならない。 よって僕は一生懸命することにした。本当に何に対しても一生懸命することにした。家事は全部僕に任せて。料理もちゃんと勉強するから。君は仕事が終わったら何もしなくてもいい。これで平等になるとは思わないけどちゃんと頑張るから。 |
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