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| 2006年03月14日(火) トの字。 |
| 家賃二万一千円のベランダ風呂アパートの次は、下の妹との二人暮らし。十畳ほどのキッチンに六畳部屋が二つ。家賃三万円。二二歳くらいから二六歳で東京に出るまで約四年。僕はここで暮らした。そこで彼女が四人くらい変わった。 パソコンを買って好色一代男を書き始めたのもこの頃で、妹は彼氏の家にいて滅多にいなかったから暇な時は日記を書いて、暇じゃない時は誰かが部屋にいた。まだ看護学生。僕はその部屋に女の子を沢山呼んで遊んでいた。遊び呆けていた。 二六歳。何を思ったのか東京に行こうという考えに固執。当てもない。知人もいない。別に人生に迷っていたわけではない。その頃はその頃で自分の人生に満足していた。このまま九州の端っこでひっそりと生きていくと思っていた。 東京に出てきてもうすぐ四年経つけど、僕はまだ東京のトの字も理解していない。だいたい東京の人は東京のトの字が理解できてもウの字が理解できずに人混みに紛れて放浪している。このまま都会の波に埋もれるもよし。田舎に帰るのもよし。いろんな選択肢があって、みんな真面目に考えてる振りして実はなんとなく選択して漠然と生きていると信じたいよ僕は。 |
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